LifeStyleライター

役立つ生活の知恵を発信しています。

仕事を辞めて専業主婦になるのは正しい選択なのか?!私の経験談から

calendar

reload

仕事を辞めて専業主婦になるのは正しい選択なのか?!私の経験談から

ここ最近は、夫婦の6割近くが共働き世帯である現代。女性の産前産後休暇・育児休暇はもちろん男性の育児休暇も声高に叫ばれています。女性は結婚や出産などの大きなイベントがあっても、今までのキャリアを捨てることなく存分に仕事を続けています。そんな中でもひっそりと、でも確実に根強く女性が希望しているのが専業主婦。果たして結婚や妊娠を機に専業主婦になる道は、私たち女性にとって幸せなのでしょうか。

スポンサーリンク

専業主婦になる理由

私は約9年前、結婚と妊娠を機に勤めていた会社を辞めて専業主婦になりました。事務の正社員として働いていましたが、当時は結婚・妊娠=寿退社が当たり前でした。なので、上司に話したら「いつ辞める?」という話が当たり前に出ましたし、私自身もいつごろ辞めようかなと当たり前に考えていました。今の時代だと、ありえない!!って言われそうですよね。

でももしかしたら、今でもそういう風潮の会社はあるかもしれません。辞めたくなくても辞めなければいけない空気だったり、他の人に迷惑になるからと思って辞める人もいるかもしれませんね。

妊娠に関しては、産前産後休暇や育児休暇の制度が整ってきたとはいえ、「マタニティハラスメント」なるものも出てきて、精神的に仕事を続けていくのが難しい環境もあるかもしれませんね。

一概には言えないと思いますが、まだまだ仕事を続ける環境が女性にとって最善ではなく、それなら一度仕事から離れてもいいかなと思う気持ちはわからなくありません。

私の場合、妊娠をしたけど会社で育児休暇等の制度がイマイチ整っていなかったのと、私自身初めての育児でなかなかハードだった仕事との両立は難しいのではと感じ専業主婦になりました。

では、専業主婦になったらどのような生活が待っているのでしょう。

 

専業主婦になるメリット

それは何より「自由な時間が増える」ことでしょう。

今まで週に5日近く会社に行って、朝から夜まで働いて毎日忙しく過ごしていた生活がポッカリなくなるんです。

今までの自分の人生を振り返ってみても、幼稚園に入り小学校・中学校・高校・大学などに行って就職してと、朝から夜まで規則正しくそして忙しく過ごしていた期間が大半だったはずです。

なので専業主婦になると、今までにない自由に使える時間が大幅に増えて、やりたかったことができたり、のんびりと過ごすこともできます。

こんな幸せな時間、今まであったでしょうか!仕事に追われることなく、家族のために家族にしてあげたいことのために時間を思う存分使える喜びは他に代えがたいものだと思います。

妊娠を機に専業主婦になるというのも、子育てに専念できるというメリットもあります。育児休暇中だと、あと何か月で離ればなれになるなとか保育園を探さないといけないなとか仕事復帰が本当にできるのかな等、気をもむことも多々あると思いますが専業主婦にはそういう気苦労はありません。思う存分子供に付き合って、子育てに専念できるというのも女性としては嬉しいことですよね。

でも、専業主婦になるには旦那様の収入にも左右されるということを忘れてはいけません。

いくら専業主婦になりたいと願っても、実質旦那様一人の収入で家族を十分に養っていけるのだったら何も問題はありませんが、現代ではなかなか難しい場合も多いです。

そこで専業主婦のデメリットも考えてみましょう。

 

専業主婦になるデメリット

これは完全に経済的な問題と社会への関わりの少なさではないでしょうか。

私が専業主婦になってすぐにぶち当たった壁は、経済的な問題です。当時、旦那様は就職して2年目。ほとんど新卒と変わらないサラリーマンの給料で、急に私と生まれてくる子供を養わなければいけなくなったんです。

今までは、二人それぞれのお給料があってそれなりに自由にお金を使えてお金に困ったことなんてなかったので、当時は楽観的にどうにかなるんじゃないかと思っていましたが、これが本当に大変だったんです。

生活水準を落とすというのがこれほどまでに大変なのかと、このとき身を持って感じました。お金はどう頑張っても働かないと入ってきません。でも、専業主婦の私には収入がない。必然と手元にあるお金でやりくりしなくてはいけないけど、どうにもならないこともあるんですよね。

お金がないことで夫婦関係がギスギスした時期もありました。けんかして飛び出そうにも、私が使えるお金なんて知れているので飛び出すこともできない。

自由に使える時間に憧れて専業主婦になったのに、お金で自由になれない。こんな矛盾で働いていればよかったと思ったこともありました。

そして、旦那様の給料だけを当てにして生活する危機感を持ったほうがいいとも思います。考えたくはありませんが、旦那様に万が一のことあったり急に職をなくされたら・・・あなたは家族を支えていけますか?

いかなる時にも、やはり収入があることに越したことはないのかと思います。

あとは、社会との関わりの希薄さに嫌気を感じることです。働いていたころは人間関係に疲れることもあったと思いますが、いざ他との関わりが少なくなるとふと「私の存在意義は?」「私は社会から必要とされていない?」なんておかしなことを考えたりするものです。

私は子育て時期は、ひきこもることも多く社会から忘れられたような・・・見捨てられているような・・・そんな卑屈な考えがよく頭を巡っていました。

やはり人間は誰かから必要とされたいと願っているものです。

ある程度自由な時間を使ってやりたいことをやると案外飽きてしまうもので、存分に自由時間を楽しんだならば自然と社会で出たくなると思います。私の経験談ですが。

まとめ

・仕事を辞めて専業主婦になるのは→望んで専業主婦になる人も少なからずいると思うが、現代特有の社会の「マタニティハラスメント」により仕事を辞めたくなくても辞めたくなる精神状態に追い込まれる状況もあるということ。

・専業主婦になるメリット→今までの人生で味わったことのない安心した自由時間を手に入れることができる。今までできなかったことややりたかったことに時間を使えたり、子供ができれば時間や仕事に追われることなく存分に子育てに専念できるということ。

・専業主婦のデメリット→旦那様一人のお給料で家族を養うので、必然的に生活水準を落とすか節約を余儀なくされるということ。旦那様一人に収入のすべてを頼る危うさやお金がないことでの不自由さを感じること。仕事をしないことで、社会との関わりが希薄になって不安に思うこと。

 

結婚して、専業主婦になるのも共働きでいくのも結局は個人の自由です。私個人の考えでは、結婚して子供ができて専業主婦になったことは後悔していません。子供のころから漠然とこういう未来を希望していたからです。子育てはある程度手が離れるまで自分でやりたいと願っていたし、毎日忙しく仕事をしていた毎日から解放された喜びもありました。

しかし、結婚してからというもの常にお金に困っていたようにも思います。もしも、事務の正社員を辞めずに産前産後休暇をとり育児休暇をとり忙しくも働いていたら・・・お金には困らない生活を送れたかもしれないけど、何かを犠牲にしていたかもしれないなんて思ったりもします。

何が正しくて何が間違っているということはありません。これはあくまで私のいち経験談で、こういう人生もあるのだということを見てご自分の選択の幅を広げられたらと思います。

 

 

札幌市在住 30代前半 騒がしい男の子2人と癒しのうさぎ♀の母。父は出張生活のためほとんどシングルマザー状態です!

この記事をシェアする

コメント

コメントはありません。

コメントを残す