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意外なビタミンCの効果?!その働きと効能とは?

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レモン・キウイ・赤ピーマン………この3つの共通点って何かわかりますか?正解はビタミンCが豊富な食べ物ということ。

普段買い物をする時にレモン何個分の~などのポップを目にすることは多いと思います。ビタミンCというのは人間にとって重要なビタミンの1つです。

でも、ビタミンCが不足するとどうしてダメなのか?ちゃんと説明出来る人って少ないんじゃないでしょうか。何気なく食べられているビタミンCの効果を見てみましょう!

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ビタミンCとは

ビタミンCは水溶性ビタミン(水に溶けやすいビタミン)の1つで、熱に弱いビタミンです。化学名ではアL-アスコルビン酸という名前です。

他のビタミンでもそうなのですが、人間にはビタミンを自身の体で作ることが出来ないため、これを補うには外部からの摂取しかありません。つまり食べ物でビタミン不足を補っているのです。

ビタミンCには強い抗酸化作用があり、骨や肌・血管などの生成に必要なコラーゲンを作ってくれます。他にもコレステロールを処理しくれたり、鉄分の吸収を助けてくれたり、ストレスを和らげてくれたりと様々な効果があります。

ビタミンCが不足すると何が起きる?

ビタミンCが不足すると体はどうなるのでしょうか?上で書いたように肌の生成に関わるビタミンですので、肌や粘膜などが治りにくくなってしまいます。

口では歯茎の腫れ・出血、ひどいと歯が抜けてしまったり。肌では傷が治りにくくなり、紫斑(あざ)もで気やすくなります。

さらにひどくなると肌が乾燥したまま、うろこ状になってしまったりします。

筋肉や骨でも鉄分が吸収しづらくなってしまい、筋肉と骨がもろくなって筋肉痛・関節痛などが起こるようになります。子供の場合だとより深刻で、成長が妨げられてしまったりします。

精神面でもストレスが溜まりやすくなるので、うつや疲労感が表れるようになり、鉄分不足から貧血や食欲不振、下半身のむくみなどが起こるようになります。

1日どれくらいビタミンCを取ればいい?

ビタミンCが不足すると様々な怖い悪影響が出ることがわかりましたが、では1日にどれくらいビタミンCを取ればよいのでしょう?

厚生労働省が推奨しているのは、成人で1日100mgが基準です。ですがタバコを吸う喫煙者の方や美肌効果などを気にする人は10倍の1000mg必要だと言われています。

これがどれくらいかというと、

レモン=約12個

キウイ=19個

ピーマン=29個

とかなりの量となってしまいます。もし本気で1000mgを食べようと思ったら、サプリメントなどが必要になりますね。

ちなみにビタミンCは水溶性という性質上、体の中に長時間とどまることが難しく大量に取りすぎてもほとんどが尿と一緒に体から出て行ってしまいます。

早い時には数時間から1日で出て行くので、食い溜めなどは出来ません。適量を毎日取り込んでいくほうが安定した効果が得られます。

さらにタイミングも重要で、空腹時よりも食事後などのほうが他の栄養と一緒に吸収されて効率が良くなります。

ただ何事もほどほどにしないと注意が必要です。ビタミンCを取りすぎると腎臓で結石になってしまい、腎臓がダメージを負ってしまい腎不全になる場合があるからです。

胃腸などにも過剰摂取は影響が出てしまい、下痢などを引き起こしてしまうので、やはり適量で食べていくのが一番ですね。

ビタミンCの歴史 壊血病との戦い

人間に必要不可欠なビタミンCが発見されたのは、実は16~18世紀の大航海時代のことです。当時ヨーロッパの船乗り達に恐れられた壊血病という病気がありました。

この病気は長い間海の上にいる長距離航海の時、新鮮な野菜や果物を食べられないことでビタミンC不足によって引き起こされる病気でした。

ですがこの病気は短距離で港と港を行き新鮮な食料を積んだ船乗りには発生しなかったり、果物を食料として積んだ船でも起こったため(この時代の果物は傷ついたり熱を加えてビタミンCが無くなったものを食べるのが大半でした)、当時の人々に壊血病というものを認識させづらくさせていました。

ですがイギリス海軍のジェームズ・リンドという人物が壊血病対策に乗り出し、食事環境が良好だった高級船の船乗りは壊血病に掛かりにくいことから、食事が原因であると考えました。

それから様々な実験を経て、オレンジとレモンを食べることが有効な対策だと発見しました。

そして18世紀、リンドと一緒に壊血病対策をしていたキャプテン・クックという探検家は、南半球の西回り調査航海の時船員達に壊血病に効きそうな食べ物を徹底して食べさせました。その結果、その航海での壊血病での死亡者は1人もいませんでした。

ですがそれでも当時の人々はビタミンCの存在までには気付けませんでした。ただ経験則で果物などを取らないと病気になる、と理解していたのです。

20世紀になってビタミンが発見され、ジャック・セシル・ドラモンドというイギリスの化学者が柑橘系の果物の中からビタミンCを発見しました。これが壊血病の予防になると発見され、以後壊血病は恐ろしい病気ではなくなった、ということです。

黒玄米

茨城件在住 20代後半 Ninja250R乗り どこか遠くまで行ってみたい

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