何気なくふと太陽や灯りを見た時、視界が白くぼやけたり一部が濁って見える………メガネのレンズって知らず知らずのうちに汚れてしまいますよね。
鼻から落ちかけた時にフレームを持ち上げてうっかりレンズに指紋がついてしまったり、風の強い日に外を歩いていたら砂埃が溜まっていたり。
そんな時にあなたはどうやってメガネを拭いていますか?メガネ拭き?ティッシュ?服の裾?色んな方がいるとは思いますが、それって本当に正しい拭き方なのでしょうか?
実はメガネのレンズってすごく繊細で、レンズの小さな傷のほとんどは間違った拭き方でついてしまった傷なんです。
正しい拭き方でキチンと拭けばメガネは10年持つと言われているんですが、どう拭けばいいのでしょうか?
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目次
メガネの正しい5つ拭き方
1、流水で汚れを落とす
まずは水ですすいで埃や砂粒などおおまかな汚れを落とします。この時はさっとで構いません。
2、中性洗剤で洗う
台所用洗剤や洗濯用洗剤などの中性洗剤を用意して、メガネのレンズを洗います。溜めた水の中に軽く泡立つくらいの洗剤を入れて、それでレンズを優しくこするように指で洗います。
もしくはレンズの表面に洗剤を1~2滴垂らして、これも指で優しくこするように洗います。この時に泡立つほど力を入れなくて大丈夫です。
3、洗剤を洗い流す
洗剤を水でしっかり洗い流します。この時も力はいれずに優しく洗い流してください。
4、水分を拭き取る
洗剤を洗い流したら軽く水気を切って、キレイなマイクロファイバータオルまたはメガネ拭きで水分を拭き取ります。両方なければティッシュでも構いません。レンズに水分が残っていると表面に水染みが残ることもありますので、優しくしっかりと拭き取りましょう。
5、金属部品や鼻パッドも拭く
メガネの蝶番や鼻パッドなど金属部品に水が残っていると、錆びの原因になりますのでここもちゃんと水分を拭き取りましょう。
やってはいけない6つのこと
正しい拭き方が分かったところで、それまでの拭き方は何故だめなのでしょう?
1、乾拭き
大まかな汚れを落とさないでメガネを乾拭きすると、細かな傷の原因になってしまいます。埃や砂粒はもちろん、レンズには人間の皮脂や化粧などもついてしまいます。これらは思ったよりも硬く、そのまま擦れば容易にレンズを傷つけてしまうのです。
どうしても水で洗い落とせない時などは、軽く息を吹きかけて汚れを落としたり、表面を曇らせたりなどの工夫で上手く傷つけないように拭けるようになります。
2、拭き過ぎ・力の入れ過ぎ
キレイ好きな方は何度もメガネを拭きがちと思いますが、その時力が入りすぎているとやはりメガネは傷ついてしまいます。レンズに横長の傷や円形の傷がある人はそういうタイプかもしれません。
3、汚れた布で拭く
メガネを洗っても布が埃や皮脂で汚れていたら、当然意味がなくなってしまいますよね。見落としがちなのがメガネ拭きで、汚れやすいのですが洗い方がわからないという人も多いのではないでしょうか。
メガネ拭きは普通に洗濯物と一緒に洗っても大丈夫なのですが、この時洗濯ネットに入れたり、粉末洗剤・柔軟剤・漂白剤は使わないといった工夫が必要になります。
また40度くらいのぬるま湯と中性洗剤で手洗いするという方法もあります。この時は洗剤を直接メガネ拭きにつけない・もみ洗いするなどが注意点です。
4、お湯で洗う
メガネの汚れが皮脂などならお湯につければ油が浮くのでは?と思う人もいるかもしれませんが、それはNGです。レンズ表面にしてあるコーティングが剥がれてしまったり、それによってレンズが膨張したりフレームが歪んだりと、メガネは熱にとても弱く出来ています。
このため揚げ物や蒸気など、火や高温の近くで作業する必要のある料理人や主婦の方は注意が必要です。
5、中性洗剤以外の洗剤・石鹸で洗う
レンズのコーティングは熱以外にも弱く、中性以外の洗剤で洗うとこれもまた剥がれたり亀裂が入ってしまい、使い物にならなくなってしまう可能性があります。
6、フレームがべっ甲・皮などの時はレンズだけを洗う
上で書いたものは金属やプラスチックのフレームのメガネの拭き方なのですが、これがべっ甲や皮・木や竹などのフレームだと話が変わってきます。この場合上の拭き方をすると、水が素材の中に入ってしまい変色・変形などしてしまい壊れてしまう可能性があります。
これらの時はレンズだけを洗うようにし、フレームが塗れてしまったらすぐに水を拭き取りましょう。
どうしても汚れてしまう時は古いメガネを使いましょう
拭き方がわかっても、外での作業がメインの農業や工事現場・油などが飛んでしまう料理人や主婦などメガネがどうしても汚れてしまう人はいると思います。
その時は古いメガネなどもう一本汚れてもいいメガネを使いましょう。仕事用・プライベート用で使い分ければ、ぐんとメガネの物持ちがよくなります。
その他にも花粉防止メガネを使う、というのもあります。これは文字通り花粉を防止するためのものなのですが、メガネの上からかけられるものもあるので汚れ防止に使えます。値段的にもメガネよりも安いものが多いので、メガネ自体をダメにするよりも安上がりに抑えられます。

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