お子さんを幼稚園や保育園に通わせていると、とにかく朝の時間って忙しいですよね。
自分以外の朝の準備をして出かけるというのはこうも大変なのだと、私は子供が幼稚園に通い始めて思いました。
年少さんで入園したお子さんをお持ちの親御さんの中には、そろそろ朝のぐずりと共に支度の忙しさに疲れを感じ始めている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな親御さんに向けて、今日は、お子さんの朝の支度を円滑にするいくつかのポイントをご紹介したいと思います。
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なぜ、朝の支度に手間取るのか。どんな対策があるのか。
朝の準備に時間がかかるお子さんには、いくつかパターンがあります。
- 幼稚園・保育園に行きたくないとぐずる。
- 朝ご飯を食べるのが遅い。
- 着替えに時間がかかる。
挙げられる理由にはこんなものがあるでしょうか。
また、理由が
- 行きたくない+ご飯が遅い
- ご飯が遅い+準備が遅い
などの混合型の場合もあります。
混合型の場合はその一つずつを紐解いて考えてあげた方が、一度に全部を解決しようと思うよりも結果的には解決が早いので、お子さんの様子を見ながら、どんな理由が混在しているのか考えてみてくださいね。
では、どうやって対策をすれば良いのか考えて行こうと思います。
前提として…
・お子さんは少し早めに起床させましょう!
登園したてのお子さんや、ぐずりがあるお子さんの場合、準備時間がどれくらい必要なのか読めない場合は多いので、親御さんが起床時間を設定している場合には、それよりも少し早めに起こしてあげてくださいね。
時間に余裕があれば、子供に対しても怒るだけでは無くて余裕を持って接することが出来ますものね!
・お子さんの気が散るものは削除して行きましょう。
- 朝のニュースが流れるテレビ
- おもちゃ
- いつもは見たことが無いもの
お子さんには、どれもとっても魅力的なアイテムです。
出来るだけ目に入らないようにしておくだけで、作業効率がぐっと上がります。
朝のニュースはチェックしたい部分だけ見て、テレビは消してしまいましょう。
どうしてもテレビを付けていないといられない場合は、お子さんの朝の準備はテレビの見えない場所でやるなどの工夫をした方が良いです。
うちの子供は登園したてというわけではないのですが、いつまで経っても朝の準備に時間がかかるタイプだったので、このまま小学生になっても大丈夫なのかしら? どうしようかな。なんて思っていたのですが、年少の6月から朝のテレビを無くし、年中になった際に起床の時間を少し早めたことで、子供も親である私も朝の準備にぐっと余裕が出来ました。
その際に思ったのは、「これをもっと早くやっておけば良かった…!」だったので、前提としてお伝えしておきますね!
ではここからは、パターンに対応する対策をご紹介します。
パターン:1 幼稚園・保育園に行きたくないとぐずる。
朝一番でこれを言われると、親としてはとっても困ってしまいますよね。
また、準備をすっかり終えているのに、玄関でこれが始まるパターンもあります。
玄関を出た瞬間に始まるとか…。
こんな場合は、とにかく「話しを聞く」「誉める」です。
どうして行きたくないのか、何が嫌なのか、子供には子供の理由があります。
また、イヤイヤ期が抜けていないお子さん、真っ只中のお子さんというのは、訳も分からず行きたくなくなっていることもありますので、親御さんが自分の話を聞いてくれていると本人に自覚させ、安心感を与えることによって気分を沈めて下さい。
「嫌なの!」
→「でもママは○○ちゃんがかっこよく幼稚園に行ってるとこ見たいな~」
「ママと一緒にいたい」
→「ママも○○くんが幼稚園に行ってる間は我慢するかから、帰ってきたらいっぱいギューしよう!」
なんていう風に接してあげてくださいね。
そして、少しでも靴を履くそぶりや出かける気配をお子さんがみせたら
「さすが!」「えらいね!」
なんて感じで、褒めてあげてください。
それが嬉しくてお子さんも家から出るのが億劫ではなくなってくるはずです。
朝は余裕が無くてイライラしがちなのですが、このパターンには叱り付ける対応はあまり向いていません。お支度の時間に余裕を見て準備してあげて下さいね。
パターン:2 朝ご飯を食べるのが遅い
とにかくご飯を食べるのが遅い、食べない。
朝ご飯は一日の生活を支える大事な食事なので、時間がかかっても食べさせたいと思っていると時間が過ぎている。そのために朝の時間が減ってしまう、なんていう親御さんもいらっしゃいますよね。
お子さんには体で感じる時間の間隔というものがまだ深く備わっていません。
ですので、時間を視覚化することと朝食メニューを改善することによって、かかる時間を減らしていくことにすると効果的です。
我が家では、実際に動いている時計と動かない時計のおもちゃを使用して
「動いている時計がこの時計と同じ時間になるまでに食べようね」
という風に、時間を目で判断できるようにして食事をさせています。
指定された時間までにご飯を終えることが出来ると、お子さんにとっても自信になるので効果絶大です。
準備した食事が全部食べられなくて苦戦しているお子さんの場合は、無理に全部食べさせないで時間を決めて終わらせてみて良いです。
幼稚園でお腹が減ることも朝食を余り取らないとどうなるのかを感じる経験になりますし、成長するうちに自分で調整して食べるようになります。
朝食をとることが嫌いになる方が大変なので、あまり気になさらないようにして下さいね。
その3: 着替えに時間がかかる。
- 気が散るものを周囲に置かない
- 時間がある際に着替えの練習をする
- 出来ないものは手を貸しつつ褒める
- 着替えは準備しておく
- 通園カバンなどの準備は視覚化する
準備に関して効果的なのは上記の5点です。
まず、着替えの際にお子さんが気が散ってしまうようなものを、視覚的に排除してみてください。
それだけで、効率がぐっと上がります。
また、時間がある際に着替えの練習をして、ある程度は自分でお着替えが出来るようにしておくことも効果的です。次の手を貸しつつ褒めるに繋がるのですが、子供はずっと同じでは無くて成長していくものですので、練習して親に誉めてもらっていると、自分で出来ることに自信が出て自然と色々なことが出来るようになっていきますので、その土台を作ってあげて下さいね。
着替えが出ていないとお子さんがせっかくやる気になっていても進まないことがありますので、着替えは前日の寝る前に一緒に準備しておくことも良いです。
お子さんとしては甘えてやって欲しいと言う場合には、「次はここまではやってみてね」と付け加えるなどして手伝ってあげても良いと思います。親御さんが手伝ってくれる安心感があれば、自分でやって親御さんに誉めてもらいたいという気持ちを伸ばすことが出来るからです。
まとめ
朝の時間が無い時に、お子さんの支度がなかなか進まないと、親御さんとしてはやきもきして荒い声が出てしまったり、怒ったりしてしまうこともありますよね。
けれど、それがお子さんにとってはますますプレッシャーになったりすることもあります。
ですから、本人が出来るようになるように手助けをしてあげましょう。
勿論、育児に正解はないですし、全部をこうしようなんて思わなくて大丈夫です。お子さんの支度が少しでも楽になればいいなと思います。

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