「今度は名古屋!?なんか中途半端、近いんだか遠いんだか・・・」
確かに新幹線で「横浜の次」、というイメージと、「東京と大阪の中間」という感じで、単身で行くかどうか悩ましい土地です。妻の「名古屋めしが食べたい」の一言で夫婦で行くことにしました。そういえば名古屋って知ってるようで実は全然知らない。まずは家探しです。名古屋駅に降り立ってまず目に飛び込むのは駅前のビル群です。どんな処なの?2年間住んだ体験からオススメ情報を伝授します。
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目次
名古屋ってどんな処?
何故か愛知県転勤とは言わないんですね、大方の企業は愛知県転勤というと「名古屋市」になろうかと思います。天下のトヨタ自動車とかは名古屋市ではなく豊田市になりますが。名古屋市は、愛知県のどちらかというと西にあります。戦国武将ありしころは「尾張の国」と言って日本の中心でした。
徳川家康
歴史をかじった方なら家康が「清州越し」を皮切りに身を立てていった事をご存知でしょう。清州の町ごと、いまの名古屋へ移したのです。尾張徳川家のもとで「日本のものづくりの町」として現在の工業都市としての礎が築かれていったわけです。
熱田神宮
その名古屋市中心部に熱田神宮があります。ここの歴史は古く、悠久の神話や伝説の地です。日本武尊の「草薙御劔」や、源頼朝が生まれた場所が近くにあります。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、の三英傑が活躍した場所でもあるのです。ゆっくり歴史に浸ったのは住居を決めてから一年後でした。転勤早々優雅に歴史探索をしている場合ではありません。
名古屋はどこに住めばいいの?
家探し初日は、不動産屋の都合でリストだけ貰って、自分たちだけで見て回りました。ネットや同僚の口コミで、地下鉄沿線が良い、という情報を元に地下鉄市バスの一日券を購入し、乗ったり降りたり、とにかく歩きました。2万歩突破した時点で足が棒になり帰りました。どこを歩いたかというと↓
地下鉄東山線沿線
ほとんどの企業がある名古屋駅(地元では「めーえき」と言います)または栄駅まで一本で行ける地下鉄東山線が一番オーソドックスな通勤手段で、この沿線に転勤族は住みます。東京並みに終電が遅いし、乗り換え不要なので便利なのです。
今池駅
近いのが一番!栄より3つ目の駅です。近くから見て、どんどん郊外へ移動してみました。今池は、台湾ラーメンで有名な味仙本店があったり、ライブハウスがあったりと若者文化で雑然とした街でした。商店も多く便利そうだったのですが、妻に反対され断念しました。
池下駅
今池の次の駅で、住みたい街ランキングでトップを争う利便性の良い街です。駅前再開発が進み、マンションが林立。栄まで7分で行けるし、ここに良い物件があれば決まりかなと思った駅でした。結果論ですが、高い物件しかなく諦めざるを得ませんでした。お金に余裕がある方には絶対的におススメの駅です。
覚王山駅
先へ行けば行くほど、段々と落ち着いた街になってきます。駅前は小粋なフレンチやビストロがちらほらあるかと思えば、下町風な定食屋さんもあります。ちょっと歩くと駅名通り「覚王山」という神社があり、とても静かで穏やかで住みやすそうです。でも坂が結構きつかったなあ。毎日だと大変かもしれません。
本山駅
段々遠くなるので早く決めたい気になってきます。駅前にショッピングセンターがあるし、飲食店もあります。隣の「東山公園」と並び称されるほどの人気のエリアです。追って不動産屋と再訪問した地でした。
東山公園駅
東山動物園もあるし、週末が楽しみになる処です。ピクニックに良し、ジョギングに良し、買い物も便利。でもここより先が名古屋転勤族の人気エリアとなってくるので先へ行くことにしました。この辺から星が丘周辺にかけては甲乙つけがたい物件が多く、実際見て、家計と相談しながら決めるしか無いと思います。
星が丘駅
奇麗な街です。名古屋屈指の文教地区であり、治安が良いという点も人気の要因になります。星が丘テラスや、三越もあり、安心感と利便性が光ります。子供さんがいる家庭にはとてもよろしいかと思います。ただし、うちは子供がいないので、ここまで来たらちょっと「遠い感」が強く出てきまして、さらにほかの沿線をあたることにしたのです。星が丘の先の「一社駅」「上社駅」「本郷駅」そして終点の「藤が丘駅」もいいのですが、他を見ることにしました。
地下鉄桜通線
東山線で今池まで戻り、別の路線に乗り換えてみました。地下鉄桜通線です。この電車は本数が少ないのですが、奇麗で気に入りました。気に入った要因のもう一つは、あまり会社の人に会わないかな?といったところ。レアな路線でいいのでは?と考えました。
吹上駅
ひと駅乗って、「吹上駅」で下車しました。しかしこの辺りは物件が少ないです。ここから吹上公園を越してもう少し「若宮大通」を名古屋方面へ歩くと、もっと有名で大きな公園があるというので歩いてみました。そこが運命の場所、「鶴舞公園」周辺の住宅地です。のちに住む場所となったのでした。
JR中央線
鶴舞駅
この辺は、昭和区だったり千種区だったり、もう少し行けば中区で、都心からさほど遠くありません。下馬評はあまりよくありませんが、結論ここに住むことになったのです。決め手は「鶴舞公園」が気に入ったのと「イオンショッピングセンター」が近く利便性を感じたのと、同じ会社の人が誰も使ってない路線だったからです。JR中央線、穴場です。通勤ピーク時もあまり混まなく、名古屋駅へ8分で楽々通勤でした。
鶴舞公園
引っ越しが終わって一息、鶴舞公園で缶ビール!の図です。
名古屋グルメ
いわゆる名古屋めしと言われており、名古屋人のソウルフードの数々、紹介します。
赤味噌
名古屋の味の代表「赤味噌」です。家康の本拠地岡崎に大きな味噌蔵があります。大豆を使い、米味噌や麦味噌よりも時間をかけてじっくりと熟成させています。名古屋では赤味噌をうどんやトンカツ、その他あらゆる料理に使っています。
あんかけスパゲティ
牛肉と野菜類を煮込んだソースにとろみをつけ、さらにコショーをふんだんに使うスパイシーなスパゲティです。そのソースに、ミラネーゼ(ソーセージ炒め)、ピカタ(豚肉の黄金焼き)などをトッピングします。その他に鉄板ナポリタンも有名です。
味噌煮込みうどん
一人用の土鍋でグツグツと音を立てる『味噌煮込み』。季節を問わず、あつあつをフーフーしながら食べるのは、名古屋の風物詩です。ダシがきいた赤味噌ベースのつゆは、濃厚ながら後口さっぱり。塩を加えず、水だけで練った生麺を直接土鍋に入れて煮込み、赤味噌つゆとの相性が抜群です。具材はネギやシイタケ、鶏肉などが定番で、そのほか天ぷらや餅など、お好みの具材を入れて楽しみましょう。また月見卵の黄身を崩し、麺につけて食べるのが人気です。元々は、赤味噌でうどんを煮込んだ地元のローカル食がルーツと言われます。一部の専門店では、土鍋のふたを取り皿として使うところもあります。味噌のブレンドで味はかなり変わるので、店ごとの食べ比べも楽しいものです。
手羽先
うまい・安い・早い」居酒屋料理として、全国に進出著しい名古屋名物が『手羽先』です。昔は見向きもされなかった手羽先肉を活用した、実利と工夫が大好きな名古屋人ならではの名物と言えます。唐揚げといっても衣はつけず、手羽先肉に軽く下味をつけて素揚げし、甘辛いタレとコショー、ごまをかけるだけのシンプルさが身上。作り方の特徴は「2度揚げ」にあり、最初は低温でじっくり揚げ、次に高温でさっと揚げるため、中はふっくら・外はカリッとした食感です。程よいスパイシーさが後をひくおいしさで、特にビールとは相性抜群と評判。手に取って豪快にバリバリと食べましょう。軟骨の部分までおいしくいただけます。また、デパ地下にもテイクアウト専門店が出店しているので、お土産としても人気があります。
ひつまぶし
熱田神宮にある「あつた蓬莱軒」、いつも長蛇の列です。ここの「ひつまぶし」は一度食べない手はありません。並びますが、整理券があり、その時間にまた来ればよいので長時間立って並びません。1杯目はうなぎとご飯をそのままで食べ、2杯目はわさびやネギ等の薬味を乗せて食べます。最後の3杯目をお茶漬けでサラサラと食べるのです。蓬莱軒以外にも名古屋各地にあり、名古屋を代表するグルメです。
台湾ラーメン
見るからに辛そうな赤黒いスープにミンチ肉が特徴の「台湾ラーメン」。実は名古屋オリジナルなんだそうです。今池にある「味仙本店」の台湾出身の料理人が考案し、広まったという事です。辛くて最初はせき込みましたがまた食べたくなる癖になる逸品です。
エビフライ
「エビ好き」名古屋人!サックリと揚がったエビフライは名古屋人のみならず、全国で食されています。私が名古屋にいる間、足しげく通ったのが、写真のエビフライサンドを出す喫茶店「コンパル」。市内9店舗ほどありますが、栄の地下店に行ってました。喫煙者がいるとちょっと煙たかったのでテイクアウトしてました。

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