そろそろ入園式の季節になりますね。入園の準備も進んでいると思います。
以前、親御さんの入園式での格好についてお話したこともありますが(幼稚園の入園式、ママの服装ってどんな感じ?入園式で知っていた方がいいことは?)、今回は、入園式当日に向けてのお子さんのメンタル面での準備について少しお話したいと思います。
入園式って、子供だけで座ったりするの? うちの子はきちんと座っていられる?
と思っている親御さんもいらっしゃるかと思いますが、実はお子さんはもっと不安に思っているかも知れません。実際、うちの子供は入園式に一人で座っていられずに泣き続けていました。ママ友のお子さんも、座っていられはしたけれど、最前列で大泣きだったり…。
そこで、子どもの不安を取り除いて、入園式を少しでもプレッシャーなく過ごせるように、今からでもできそうなことを紹介したいと思います。
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そもそも入園式は親子分離で座るの?
プレ幼稚園などに入れてらっゃるおうちだと、三学期のプレ保育では入園式の準備をするかもしれません。うちの子の幼稚園ではありました。
その際に先生から説明もありましたし、他の幼稚園に通わせている友人に聞いてみたところ、大体の場合、幼稚園の入園式では親子は分かれて座ります。
年長さんが参加するような入園式では、年長さんにエスコートされて年少さんが入場するなんてこともあるようです。
親子分離の理由は、幼稚園は教育の場でもあるので、これから幼稚園では常に親子一緒ではないことを知ってもらうためです。
と言っていた、プレの先生のお言葉が、今でも頭に残っています。
前にお子さんたちがクラスごとに並んで、後ろに親御さん。
こんな感じの座り方が多いのではないでしょうか?
親御さんとお子さんが一緒に座ることもありますが、クラスで集合することはありますので、絶対に親子分離の瞬間は存在すると考えるのが無難です。
入園式で泣く子、泣かない子
そんな感じで始まる入園式ですが、泣く子も泣かない子もどちらもいます。
そもそも、入園を迎えるくらいのお子さんの年齢はまだまだ月齢での成長具合が幅を利かせています。
4月生まれのお子さんは既に4歳近く、それに比べて3月生まれは3歳になったばかりです。その成長差で同じように物事をこなせる訳が無いのです。
また、個人差というものもあります。
上に兄姉がいるお子さん、元々落ち着いているお子さん、そういうタイプはあまり泣かない子もいますが、5月生まれだって良く泣く子はいますし、普段は落ち着いていたって急な環境の変化には弱い子もいます。
ですが、同じクラス同じ学年でのスタートというわけで、親御さんの中にはそれが気になってしまう方もいらっしゃいますよね。
その気持ちは良く分かるのですが、とにかく子供は出たところしか分からない部分もあるので、当日を待つしかないのです。
入園までに親がしておけること
そんなわけで当日を待つしか無かったりもしますが、当日に向けて親がしてあげられることはあります。
変化に弱い子でも、少しでも耐性を付けておいてあげることは、親が子供のスムーズな幼稚園生活を送るために出来る手助けです。
ですので、それを紹介させていただきますね。
少しでも親から離れる練習
保育園からの転園であったり、一時保育に良く預けていたというお子さんは、親から離れる体験についてはそこまで心配がないかも知れませんが、今まで一度もそんな経験がないお子さんは、少しで良いので練習しておきましょう。
一時保育や祖父母のおうちに預けるというのが簡単な方法ですが、親御さんの実家が遠かったり、一時保育をいきなり行うのには予約が取れない! という場合もありますよね。
そんな場合は、ご両親のうちで普段育児にかかわる時間が短い方が、一人で数時間お子さんの面倒を見る。
というのも親から離れる練習になります。
お子さんというものは、主となる保育者の前で一番甘えが出るものです。普段、いつも一緒にいるのがママであるならば、ママの前で一番の甘えが出ていると言っても過言ではありません。
ですから、その主たる保育者以外と一緒に過ごす時間を作ることは、親離れの練習にもなるんですよね。
また、この場合ですと、ママもお子さんも離れる練習が出来ることになります。
いつも一緒で手を出せる環境ではないということに、親も子供も少しでも慣れておきましょう。
あと、補足ではありますが、親子分離の練習は普段の育児を知ってもらう良い機会でもあります。
パパが見ている時に、普段よりも良い子だとすれば、それはパパが良いというのではなくて、ママに甘えているからなんだと思うようにしましょうね♪
こんな風に、親子でお互いから離れる練習をしてみましょう。
再会した際には、お子さんがどんなことをして過ごしていたのかを聞いて、思い切り褒めてあげましょうね!
幼稚園は楽しい! を刷り込む。
「幼稚園に行ったら先生の言うことを聞くんだよ!」
「お友達と仲良くね」
「お話をきちんと聞かないとね!」
幼稚園生活を円滑に送ってほしいと思うと、こんな言葉が出てしまうかも知れません。
親としては良かれと思って言っているのですが、お子さんにとっては、これはプレッシャーなんです。
ただでさえ新しい環境になることは、全部ではなくとも何となくわかってはいる年頃のお子さんは、変化に対してちょっとした不安を抱えているはずです。
そのうえ入園式までの間にこんなことを何度も言われていたら、お子さんもプレッシャーで押しつぶされてしまいます。
ですから、親御さんは幼稚園に対して
- 楽しいところ
- お友達と遊べるところ
ということを刷り込むことにしましょう!
また、親御さんの不安はお子さんに伝染することも多いので、親御さんも朗らかに過ごしてくださいね。
不安なのは分かりますが、色んなことは幼稚園で学ぶから大丈夫! くらいの調子で構えておきましょう!
それでも入園式で泣いてしまったら?
準備をしていても、当日にお子さんが泣いてしまうことはあります!
他のお子さんが着席している中で、一人泣いている自分の子供。
そんな姿は気になって仕方ないかとは思いますが、その際は幼稚園の先生たちが動き出すまで、そのままにしておいて下さい。
子供の興味は良く変わるので、最初は泣いていたとしても周囲のお子さんが楽しそうにしていると、気持ちも紛れて泣き止んだりすることもありますし、泣き止まなくても、先生がどうにか宥めてくれる場合もあります。
周囲の目が気になる場合もありますが、本当に親御さんが必要な場合は園側から声もかかりますし、手を出す前に先生に一声かけて指示を仰いでくださいね。
まとめ
入園式で泣いてしまったら、これからの幼稚園生活は上手く行かないんじゃ?
そう思う親御さんもいらっしゃるかも知れません。
けれど、そんなことはありません。
入園式は単なるスタートで、通常の保育とは全く違った非日常の一日です。
ですから、お子さんにとってもハードルが高く感じられて不安になることも多いかと思います。
ですので、少しでも不安を取り除く準備をすることは必要かも知れませんが、それを行ったのに泣いてしまっても、何ら気にすることは無いのです。
ただやっぱり、泣かないで過ごして欲しい! と思うのは親心です。
そう思っている親御さんに、少しでも有益であればと思います。

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