お子さんが幼稚園入園を控えた親御さんにとって、悩みのひとつとして上がるものにお弁当作りがありますよね。
給食の園であっても、週に一度はお弁当の日があったり、特別行事の際にお弁当を…なんてことはあります。
運動会などの家族一緒に食べるものでは無くて、子供だけで食べるお弁当。
お子さんにとっても、新しい環境の中で、知らないお友達と食べるお弁当は緊張するものです。
どんなものを作ればいいのかな? どうすればいいのかな?
お子さんのことを思うからこそ、悩むことは多いと思います。
そんな時のためにお手伝いが出来るように、実体験を交えつつ3個のテクニックをお伝えしたいと思います。
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お弁当箱の開け閉めは簡単に出来るか確認を
お弁当箱としてはよく見かけるふたの両側をカチッとロックするロック式のお弁当箱
ふたと本体の凹凸を合わせて閉めるシール式のもの
この二つのお弁当箱を購入している場合、まだ小さなお子さんには開け閉めが難しいことがあります。
開けるは出来るけれど占めるは出来ない、も、お片付けの際に意外な難関になるようです。
ですので、おうちで開け閉めの練習しておくことをおすすめします。
年少さんのお昼時間は担任の先生たちにとっては戦場で、注意はして下さっているとは思いますが、万が一、お弁当箱の開け閉めが出来なくて泣き出してしまうなんて可能性も無いわけではありません。
ですので「中身が入っている状態で」
お子さんが開け閉めできるかどうかを確認しておきましょう。
きちんと出来たら思い切り褒めてあげましょうね♪
どうしても開け閉めが出来ない場合は、多少手間でも出来るものを揃えてあげた方が何事もスムーズです。
また、ロック式のお弁当箱は特に、温かいものをそのまま入れると開けずらくなります。
お弁当に菌を繁殖させてしまわないようにするためにも、お弁当に詰めるおかずは十分に冷ましてから入れるようにしましょうね。
お弁当箱を「からっぽにする」を経験させる。
ここからは、お弁当作りのテクニックのお話です。
幼稚園のお弁当、最初はとにかくおいしく楽しく食べてくれることが大切です。
幼稚園という新しい環境に慣れることに精一杯で、お弁当の時にはもうくたくた…、そんなお子さんも多いようです。
でも、お弁当を残すと先生に言われてしまう。
繊細なお子さんだったりすると、この時点で幼稚園に行くことが嫌になってしまったり、苦手意識を持ってしまって登園が大変になるきっかけになってしまったりします。
というわけで、
最初は確実に食べきれる少なめの量からスタートしましょう!
年少の担任の先生たちは、初めての団体生活を迎える子供たちをたくさん褒めて伸ばしてくれます。
その中でも「お弁当を全部食べた」は絶好の褒めポイント。とっても褒めてくれるはずです。
褒められた経験は、子供の中で自信につながります。
ですから、量が少ないかな? と思ったら、子どもに「全部食べた!」という自信をもたせながら、様子を見て量を増やせばいいんです。
でも、中身を少な目に詰めるとせっかく購入したお弁当箱がスカスカ…。
そのため、
本当にこんな量でいいのかな? と迷われる親御さんもいらっしゃると思いますが、その場合は
- シリコンカップを多めにに使ってみたり、
- キャンディチーズや果物、ゼリーを入れてみたり
して調整して下さいね♪
通園バッグの中で偏っても、よっぽどでない限り「まあいっか」くらいの気持ちでいた方が、作っている方としては気持ちが楽です。
ただし、ゼリーをお弁当に入れるのかについては、各幼稚園で許可されているかどうかは確認してくださいね。たまに、ゼリーは駄目な幼稚園もありますので。
ゼリーが許可されている場合は、
- 蓋が堅いのでちょっとだけ開けておいてあげる。
- 蓋をあけてラップでを蓋代わりにして凍らしておいた状態で入れる
なんてひと手間を加えると食べやすいようです。
お昼が足りないようだったら、夕食に問題がない程度におやつの量を増やして様子を見たりして、確実に食べ終わる量を調整していきましょう。
子供は成長するので、最初はスカスカだなと感じる量のお弁当でも、
そのうちにぎっちり詰めても大丈夫になりますので、心配しないでくださいね。
おかずは一口サイズにしましょう
年少さんはまだ噛む力が強くないので、一口で食べきるサイズのおかずがいいです。
大きなおかずが噛みきれなくて食べるのが遅くなり、そのまま心が折れてお弁当を残してしまった…
なんていう、大人からすれば「うそでしょ?」と思うこともあります。
この事態を担任に報告された時の私の驚きと言ったら…!
過保護すぎますかね、と担任に相談してみたところ、
「もう少し大きなお子様ならともかく、年少の春はお子さんが失敗して幼稚園に行きたくない! と思うことを
お母さまがフォローしてあげるのは過保護ではないですよ。幼稚園に慣れたら適当でも平気になってきますので、
最初は気にかけてあげていいのでは?」
という、なんともありがたい助言を頂けましたので、うちの子供のお弁当は、年少時代はずっと一口サイズでした。
タコさんウィンナーなども、ひと手間かかりますがお弁当が華やかになりますし、ウィンナーのサイズも小さくなってピックに刺して食べやすいのもあって子供には好評でしたよ!
手でつまんで持てるように工夫を
はじめのうちは、手を使っても食べられるように工夫しましょう。
年少さんと一口に言っても、月齢ごとに成長に差があります。特に手先の器用さは、月齢とつながることが多いようです。
早生まれの我が子の話ですが、
よく入園グッズで売っている 箸・スプーン・フォークが一緒になっているスライド式ケースのカトラリーセットを持たせても、
なぜか使わないで帰ってくる。
なんてことがありました!
説明すらあやふやな子供に時間をかけて良く聞いてみると、スライド式のセットが上手に使えずに、ベタベタしたおかずでは無かったから手で食べた。と言うことでした。
入園グッズとして購入したものでしたが、我が子にはちょっと早かったんですよね。
母として反省しました。
それを聞いて以来、年少時代のお弁当には、出来るだけ手を使って食べてもおかしくない物を入れて、カトラリーは100円ショップで購入したフォークを入れるようにしていました。
そのままのセットを持たせても良かったのですが、また出来ないと気にするだろうと思い、入園セットで購入したものは、本人が使いたいと言い出すまで寝かせておきました。
お米もおにぎりに(これは今でもそうです)、パンの場合はくるくる巻いたサンドイッチに。
そんなひと手間をかけるだけで、子供の負担が減ります。
見た目も良いですし、子供には好評です♪
また、入園させる園によって使用の可不可があると思いますが、ピックなどを使用したものを一品入れておくのも食べやすさには良いようです。
でもその際には、
ピックは人に向けない、口に加えて歩かない
など、危なくないようにママが言い聞かせてくださいね。
楽しいお弁当の時間に怪我なんてしてしまったら大変ですので!
まとめ
- お弁当箱を「からっぽにする」を経験させる。
- おかずは一口サイズにしましょう。
- 手でつまんで持てるように工夫を
が、初めての幼稚園生活を迎える年少さんの親御さんに向けた、お弁当作りの重要なポイントです。
小さな子供のお弁当は、これまで大人のお弁当を作っていた親御さんだとしても、ちょっとした手間が違うので慣れるまで大変ですが、負担にならないように作れたらいいなと思っています。

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