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春は色んな物が舞うけれど、黄砂とPM2.5の関係と対策

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こんにちは、ヘル兄Rです。

いきなりですけど、春は色んなものが舞いますよね、花粉、PM2.5・・・

この時期になると花粉対策な等をされる方も多いと思います。

そしてこの季節、はるばる異国の地から日本に飛来するものがありますよね?

それは・・・

黄砂です。

なんで日本の春って容赦なく色んな物が空気中を舞うのでしょうね?

ニュースとかではよく「今年の花粉は・・・」なんて花粉予報が報じられることがありますが、黄砂についてはあまり聞かないですよね?(私だけ?)

今日はそんな春の風物詩でもある黄砂について、ちょっと書いていきたいと思います。

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1.そもそも「黄砂」ってなんなのでしょう?

黄砂(こうさ、または「おうさ」とも呼ぶらしいです。)は、特に中国を中心とした東アジア内陸部の砂漠または乾燥地域(主な発生場所は、タクラマカン砂漠、ゴビ砂漠、黄土高原等)の砂塵が、強風を伴った砂嵐等によって上空に巻き上げられ、偏西風により主に春の季節に東アジア等の広範囲に飛散し、地上に降り注ぐ気象現象の事で、この現象で飛散した砂自体の名前も差します。

気象現象としての発生の頻度には季節性があり、春は条件が整いやすいことから頻繁に発生し、比較的遠くまで運ばれる傾向にあるそうです。
ただ、春に頻度が極端に多いだけで、それ以外の季節でも発生しているそうです。
個人的には春以外でも発生しているって初めて知りました・・・。(←勉強不足(笑))

ところで、海を隔てた日本では、黄砂の季節(2~5月)になると砂塵レベルで飛散し、建物や野外の洗濯物・車などが汚れるといった被害が発生しますよね?
ちなみに日本では、九州地方や沖縄、中国四国地方、関西地方は、この時期になると靄がかかったような景色になる事がありますが、その他の関東、東北、北海道等は、あまり大きな被害をうけることが少ないようです。

下の写真は長崎県南島原市の黄砂の飛散が比較的多い時の状況です。

空が霞んでるどころか近隣の風景まで霞んでいるのがわかります。

しかし、程度や時期に地域差があるものの、発生地に近いほど、砂塵の濃度は濃くなり、大きな粒も多くなり、飛来する頻度も高くなり、モンゴル、中国、韓国等では住民の生活や経済活動に多大な影響が出る場合があるのだそうです。
田畑や人家が砂に覆われたり、周囲の見通し(視程)や日照を悪化させたり、交通に障害を与えたり、人間や家畜などが砂塵を吸い込んで健康に悪影響を与えたりするなど、多数の被害が発生するそうです。
この黄砂の影響による被害の東アジア全体での経済的損失は、日本円に換算して毎年数千億円規模のなのだそうです。

こうして調べてみると、かなりやっかいな気象現象なんですね。

しかしその反面、黄砂が自然環境の中で重要な役割を果たしていることも指摘されており、飛来する黄砂は、洪水による氾濫堆積物や火砕物と並ぶ堆積物の1種であり、土地を肥やす効果があるのだそうです。

また黄砂には生物の生育に必要なミネラル分も含まれ、陸域のみならず海域でもプランクトンの生育などに寄与しているとも言われているのだそうです。

そして、黄砂粒子には炭酸カルシウムが含まれているらしく、炭酸カルシウムには酸を中和する効果があり、酸性雨を中和させる効果があることが注目されているそうです。

2.でも最近は、別の問題も出てきているようです。

いざ紐解いてみると、太古の昔から、日本にやってきており、工藤静香さんの往年のヒット曲「黄砂に吹かれて」のイメージもあり「季節を告げるもの」でして、ある意味風物詩でもあった黄砂。

今、思い出してみると、昔はそれほど問題にはなっていなかったような記憶があります。

対策的にもビニールハウスや、洗濯物の対策をするくらいで全然大丈夫でした。
しかし「環境にいいものも運んでくれる。」的な事を前述しましたが、実はここ数年、皆さんもよく耳にする物体も一緒に運んでくるのです。

それは「PM2.5」なんです。

このPM2.5等の大気汚染物質が黄砂に含まれ日本に飛来する事で、様々な対策が必要になってきたのです。

特に、黄砂に付着している成分であると言われている、細菌、カビ・ダニ、そしてPM2.5等が、喘息や気管支炎の悪化を引き起こす場合があり、呼吸器系の疾患がある人は、特に注意が必要だと思います。

黄砂がたくさん飛んでいる場合は、以下のような対策が有効です。

  1. マスクやメガネ(場合によっては花粉防御用のゴーグル)を装着し、体内に粒子が入る事を最低限に防ぐ
  2. もしお持ちであれば、室内で過ごす場合は空気清浄器を稼働させる。
  3. 必要でない外出をなるべく控えましょう。
  4. 外出から帰った時は衣服についた黄砂をよく払いましょう。
  5. 洗濯物はなるべく部屋干しにしましょう。
  6. 換気が気になる時もあるかもわかりませんが、なるべく窓を開けないようにしましょう。
・・・って、花粉対策とほぼ同じ・・・?Σ( ̄□ ̄|||)

3.では、黄砂の予想って出来るのでしょうか?

残念ながら、長期的な黄砂の飛来状況を予想することは出来ないみたいなんです。

過去の観測データの平均でいけば、観測日数は年間を通じても大体20日位で、最も飛散する時期が4月でになるのだそうです。

しかし、地球の砂漠化がささやかれていますが、それは黄砂を発生させる場所も例外ではなく、着実に砂漠化が広がってきているようで、砂漠化が進むにつれて黄砂が舞う量も増え、日本に飛来する量も増え、観測される日数も増えていくのではないか?とも言われています。

なにがともあれ、黄砂の飛来は防ぐことが出来ないので、飛来した時に対策を講じる事が出来るように、予報を適時確認して対応する他はないのかもしれませんね。

その日の飛散情報については、気象庁のホームページでも「黄砂予測図」なるものを公表してますし、「PM2.5の全国予報」というサイトでも当日・翌日辺りまでの飛散予報を公表してますので、これらを参考になると思います。

4.まとめ

前述してますが、気候の関係上、どうしても黄砂の飛散は防ぐことが出来ないので、飛散した物に対して、どのような対策を講じるのかが大事という事になりますね。

対策としては・・・

①気象データの飛散状況を確認する。
②体内に取り込む量を抑えるために、マスクやメガネを装着する。
③不要な外出は避けて、室内でも空気清浄機(あれば)を使う。
④黄砂が舞いやすい期間中はなるべく洗車を避ける(またすぐ汚れるので(笑))

といった感じになると思います。

もともと昔は、黄砂は春特有の気象現象として、ある意味風情もあって迎えられ、親しまれる部分もあったように思います。
私もよく両親と「洗濯物に黄砂が付いてるから掃わないと」とか「黄砂で車が汚れてるな」とか会話したりしてました。

しかし、ここ数十年で各種アレルギーの問題やPM2.5の問題が顕在化してきて、一昔前に比べたら大分問題視されているように思いますし、「有害なもの」ってイメージの方が大きくなっている様にも思えます。

黄砂で霞んだ空を見あげて「あー、春も本格的になってきたなー。」なんて私は思ったりするのですが、それよりもその気象現象によって「ご注意ください」と注意喚起が出て、警戒したり、対策を行う事が増えているってのは、なんとなく寂しい感じがするのは私だけ・・・だろか?

ではでは。(‘ω’)ノ

架空の鋼の人型兵器&ヒーロー達&怪獣等を愛する40代独身。
絶賛婚活中!!
時々九州地方のマラソン大会に某獣神の姿を借りて出没します。(笑)

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