貴方は普段、どれくらい飲料水を飲んでいますか?個人差はありますが成人した人だと、一日約2リットルの水分を摂ると健康的だと言われています。
この時飲むものはなんでしょうか?お茶やジュースで済ませている人はいないでしょうか?よく言われていることですが、一日の水分摂取をお茶やジュースで済ませてしまうのは逆に体に悪影響です。両者とも一日2L近くなんて飲んだら、カフェインや糖分を過剰に取りすぎてしまうからですね。もちろん食後に一杯程度ならなんの問題もないのですが………
そうなると約2Lの水分を普段から口にするには、ただの水が必要なのですがこれにも大まかに2種類。ミネラルウォーターと水道水という選択肢があります。一体どちらがいいのでしょうか?お互いのメリット・デメリットを比べてみましょう!
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目次
ミネラルウォーター
メリット
・美味しい
・どこでもペットボトルで買うことが出来る
デメリット
・お金が掛かる
・ペットボトルは使い終わったらゴミになってしまう
・軟水と硬水を使い分ける必要がある
メリットの味に関しては言わずもがなでしょうか。水道水と比べると豊富なミネラルが入っていてすっきりとします。
今ならコンビニに入ればすぐにペットボトルで買うことができ、種類も豊富です。
デメリットとして一番ネックなのはお金が掛かるということだと思います。たかが水、されど水………ですが例えば一日2リットル分の水を200円として30日買うと一ヶ月6000円。馬鹿には出来ない値段ですね。
ペットボトルも使い終わると嵩張るゴミになってしまうのも面倒な点です。
軟水硬水に関しては使い分けで気をつければ問題ない点ではあります。日本人が飲み水として使用するなら軟水が良い、と言われています。これはそもそも日本の水が軟水だからです。
水道水
メリット
・安い
デメリット
・美味しくない
水道水は語ることは少ないですね(笑)分かりきったことですが、「安いけど美味しくない」です。
蛇口を捻れば容易く手に入る水道水ですが、これが美味しくないのは「塩素で消毒した浄水」だからです。
普段私達が使っている水は貯水池などの水をキレイにしたものが流れてきています。この時に塩素で雑菌などを塩素で消毒し、菌が繁殖しないようにしておかないと日常水として使えないのです。
水道水にはデメリットを改善出来る工夫がある!
お金を掛けて良いなら、ミネラルウォーターが良いと思います。あるいはウォーターサーバーなどを買うのもいいかもしれません。ウォーターサーバーの水は純水という清潔な水なので赤ちゃんのミルクに使うのにもオススメできます。
でもいちいちミネラルウォーターを買うのも面倒、お金を掛けたくない………という人もいるかもしれません。
そこで一番身近な水道水には、味を美味しくする幾つかの改善策があります。
・冷やす
水を飲む時当然重要になる温度。20度くらいに冷やした水は美味しい水と言われています。
冷やしている間に一晩置いておけば、水道水に含まれていた塩素も空気に溶けてくれます。
・煮沸する
これが一番有名ではないでしょうか。10分ほど沸騰させておくと塩素が飛んで美味しい水を作ることが出来ます。ですが逆に10分以下、例えば5分ほどだと微量ですがトリハロメタンという発がん性物質が発生してしまいます(最もほんとに微量で、人体に悪影響を及ぼすほどではないそうです)。
あとは熱することで水の中のミネラルも壊してしまうのですが、これは一長一短で純水に近い状態になるので、上記の通り赤ちゃんには打ってつけの状態と言えるでしょう。
・炭を沈めておく
これは昔話題になった方法ですね。活性炭を水に沈めておくことで水をろ過して、炭からミネラルも含ませることが出来るやり方です。
今でも浄水フィルターで炭を使っている商品はありますし、百均などでも手頃な炭は売っているので試す手段は意外と豊富です。
・レモンを漬ける
たまにおしゃれな喫茶店などにいくともらえるお冷がレモンウォーターだったりしますが、これも先人の知恵からきているかもしれません。
レモンに含まれるビタミンCは塩素を消してくれるので、レモンの爽やかな風味も着いて一石二鳥です。
漬けるのが面倒であればレモン汁だけでも構いません。さらにはビタミンCが豊富ならなんでも役割はこなせるのでかぼすなどでも代用ができ、幅が広い方法ですね。
塩素を抜く=安全性が低くなる
ここまで水道水から塩素を抜く方法を書きましたが、一つ注意しなければならないのはこれらの方法で塩素を抜いた水は「長持ちしない」ということです。
そもそも水道水に塩素が入っているということは、上記の通り安全のためです。従ってこれらの方法で塩素を抜いたら水は細菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。
塩素を抜いた水は、大体一日で飲んでしまうのが良いでしょう。
日本の水は世界一!?
水を豊富に飲める、ということは世界的に見て幸運なことです。世の中には水道がなくて、一日を水汲みで費やす人々はごまんといるのです。
だからといって、我々が水を飲むな、ということではなく、そのありがたさに感謝しながら水を飲んでみるのがいいのでしょう。
特に日本の水は安全性に拘り、場所によってはただの水道水がモンドセレクション(技術的水準を評価する国際団体)で金賞をもらったりもしています。
影に日向に、我々の生活に関わる小さな努力を水に流さないようにしたいですね!

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