ここ最近、野菜の高騰がおさまらず、家計を預かっている主婦の皆さんは
日々の節約に頭を悩ませてるかと思います。
普段購入している何気ない食品も実質値上げをしていたり、消費者は疑問を
持ちながらも何となく現状を見過ごすしかない状態だったりします。
そんなシュリンクフレーションの実態や現状についてお伝えします。
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目次
野菜高騰が続く理由と対策
長雨や台風、雪の影響がダイレクトに家計に響くのは葉物野菜です。
私は野菜が大好きで、その中でも葉物野菜のレタスが大好物です。
食卓の彩りになり、欠かせない食材です。
そんな野菜がなぜ高騰するのか、まとめてみました。
*1.長雨や台風による日照不足
野菜を育てている産地で、長雨や台風、積雪や日照不足が続くと、生育の遅れや
病害になり、市場に出荷ができなくなったり、発育不十分なものを市場に出さな
くてはならなく、生産者にとって大打撃で、消費者にとっても価格高騰に悲鳴を
あげます。
日照不足による野菜の高騰を何とか食い止めようと、近ごろではパナソニックが
設計・施工したという人口光型植物工場によって、安全と研究を重ね、
洗わなくても食べられる野菜を追求し、低菌で長期保存が可能、天候の影響が
ないので、年中安定した生産ができる取り組みをしています。
また、工場で一括管理しているので、栄養素も一定で、大きさや形も同じに
作られるので、不ぞろいなものがないのも良いところです。
主な栽培野菜は葉物が中心で「グリーンリーフ、レッドリーフ、フリルレタス、
ほうれん草、水菜、三つ葉、えごま、セロリ、パセリ、春菊」などです。
こんな理想の工場が全国的に増えたら、もしかしたら野菜高騰の影響がなくなる
未来がやってくるのかもしれません。
*2.駅の道や訳ありでも安くて新鮮な野菜を
スーパーで売れている野菜は、卸売り価格が高騰しているために、小売り価格も
値上がりしていました。価格高騰を何とかして阻止しようと、スーパー側でも
袋入りだった野菜をばらして、1個売りにして単価を抑えようとして頑張っている
ところもあります。
私がいつも通うスーパーに隣接して自然派食品と野菜を中心に扱っている
「Una casita(おなかがすいた)」では、店員がソムリエのような洒落た服装
をして、店内のディスプレイも野菜をじかに置くものばかりでなく、吊るした状態
で野菜そのものに照明を当てるなど、野菜の価格がリーズナブルなのに対して
お洒落な雰囲気が好きです。
話を聞けば、ほんの目立たない傷など、売り物としては正規価格にはならない
けれども、味や品質は変わらないといった訳あり商品だった為に、お値段が
低価格だったのです。
消費者が高くて買わなかったお野菜なども売れ残ると困るので、価格高騰でも
破格の値段で売りだしているのを見ると、そんな買い方もアリだと感じました。
価格高騰な時期でも売れなければ価格や安くなる。そんな時を狙ってみるのも
生活の知恵ですね。
道の駅などに行かれることがありましたら、野菜を覗かれて下さい。
スーパーの2,3割安く売られていることが多いです。
道の駅のお野菜は新鮮で安いのはなぜ?それは、生産者直送だからです。
冬場の寒い時期でも、まだ日が昇っていない時間から朝獲りし納品しているので、
新鮮な地元産です。
ただ、たまにお値段がスーパーと変わらないものもあります。
それは、流通経路によるものです。生産者直送ではなく、他の地域からきた商品は
やや高めです。商品のバーコードを見れば分かることが多いので、消費者も
見極める目を養い、お得な買い物をしましょう。
*3.家計を圧迫する野菜高騰には冷凍野菜を活用
野菜高騰で家計が圧迫している時の救世主的存在は「冷凍野菜」です。
冷凍野菜の多くは国産で出荷した新鮮な野菜を一気に冷凍し袋詰めしたもので、
野菜が高騰する前のものが多いので、こういった冷凍野菜も進んで取り入れて
みるのも良いですね。
*4.野菜の旬を知ろう
野菜の旬の時期を調べてみましょう。旬な時期は野菜の価格が安い時が多いです。
それに新鮮なので、うまく旬の野菜を安く美味しく活用しましょう!
~困りごとエピソード
私は、毎週某食品宅配で新鮮野菜を頼んでいます。
野菜をオーダーする理由の一つに「スーパーへ行きたくない時の神頼み
ならぬ〇〇頼み」のような存在で、頼りにしていました。
ところが、野菜高騰(大雨、台風、雪)で出荷も間に合わなかったなどを理由に
当日届かなかったお野菜が何度もあり、非常にガッカリしました。
「スーパーにわざわざレタスを買いに行かなくても、〇〇さんから届くから安心」
という信頼がなくなってしまいました。
スーパーでレタスを買おうとして、レタスが完売することはあっても、その日
1日欠品なんて言うことはまずありません。どんなに値段が高かろうが品物は
置いてあります。だからこそ、当日になってお詫び状とともに欠品のお知らせが
度々くる食材配達のシステムには首をかしげるばかりです。
シュリンクフレーションとは?
皆さんは、シュリンクフレーションと言う言葉を知っていますか?
シュリンクフレーションとは、実質値上げ、隠れ値上げ、ステルス値上げなど、
小売りされる商品の値段はそのままで、その内容量がシュリンク(収縮)
していく現象のことを言います。
シュリンクフレーションの問題なところは、実質的な値上げであるにも
かかわらず、消費者には値上げと思わせないところにあります。
実際にスーパーでお買い物をしていると、以前と比較して値段は据え置きで、
内容量がやけに少なくなっていることに、ふと気が付いたりしませんか?
私もお買い物をしていて、
・6個入りのパンの1個1個の大きさが小さくなっている
・レトルトカレーの容量が少なくなっている
・シーチキンの缶詰が以前は4~5缶セットだったような気がする
など、「あれ?」と思うような事が多いです。
*1.内容量は同じで目に見えて物の値段が高くなると…
先程は実質値上げの例を見てきましたが、では内容量は変わらなくて、物の値段が
目に見えて高くなったら消費者はどうするでしょうか?
例えば、好物のポッキーの値段が目に見えて高くなったことを知りました。
お菓子は嗜好品です。値段が上がることに敏感な消費者は、高くなっても
買わなくてはという心理にはならず、じゃあ節約しようとなるわけです。
生産者側もそういった消費者側の心理をうまく知り、顧客を維持して
いくのに必死なのです。
*2.たかが印刷費、されど大きな節約に?
あるメーカーのガムの表紙イラストに、今まであった一つの小さな赤い点だけの
ために赤インクを使っていましたが、それを省いて印刷することになりました。
結果、年間数億円の節約になったというエピソードは有名な話です。
どこに無駄があって削れる経費があるのか。それは案外探してみたらころころと
転がっているのかもしれません。
こういった視点から企業側も徹底的に節約をし、その分安い価格の状態で
消費者に提供していって欲しいですね。
野菜高騰や実質値上げのまとめ
①野菜高騰の原因を知り、安く購入する知恵をしぼろう
②目に見えての値上げより実質値上げの意図を知ろう
③値上がりの波にもまれず、諦めたり代用品を選ぶことも大事。
賢く乗り切ろう!

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