ここ数年、春になると「イースター」というイベントがテレビやCM、テーマパークなどで騒がれていますよね。
うさぎやたまごの可愛いモチーフ
パステルカラーの柔らかで春っぽい色使い。
見ているとだけで心躍ります♪
スーパーに行けば、袋菓子にイースターバージョン、なんていう表記が見られたりして、可愛いパッケージを見ているとなんとなく気分が上がります。
けれど、イースターって具体的に何? と子供に聞かれると、
「こういうことだよ」
という答えをあげることって、結構難しいと思います。
そんなわけで、イースターについてご紹介しつつ、お子さんやご家族と一緒に楽しく過ごすコツをお伝えしたいと思います。
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目次
そもそも、イースターって何語? どんなことをするものなの?
イースターは、英語で「復活祭」の意味です。
ここで、
「復活祭」とは何が復活したの?
という疑問が浮かびますよね。
それは、
・イエス・キリストが十字架にかけられて3日後に復活したことを祝う、ということなのです。
つまり、イースターはキリスト教のお祭りです。
イースターは、クリスマスやハロウィーンと違い、毎年、日にちが微妙に違っています。
春分の日を迎えてすぐ後の満月の日から、最も近い日曜日がイースターの日となります。
現在でも、キリスト教を信仰する人が多い欧米諸国では、イースターの時期に休暇があり、
イースターを大切に過ごす習慣が残っています。
クリスマスと同じくらい、キリスト教では大切な行事と捉えられていて、
イースターは日曜日ですが、その前の金曜日と翌日の月曜日も祝日になる国が多いです。
復活祭と共に、その時期から、春の訪れを喜ぶ意味もあるようです。
うさぎやたまごはどうして使われているの?
・うさぎ は何を表しているの?
キリスト教を信仰する人が多い国では、うさぎはたくさんの子供を産む動物と考えられています。
実際、うさぎって一年に何度も出産して、子供をたくさん産むんですよね。
日本では、子供をたくさん産む動物=ねずみと考えるのと同じ認識のようです。
そのため、うさぎは、
命のシンボル、豊穣としての縁起ものとして考えられており、
神聖な動物(あるいは化身)としても扱われているのです。
私が初めてイースターを知ったのは、自分がまだ幼稚園に通っている●0年前でした。
キリスト教の幼稚園だったので、イースターイベントをやっていたんですよね。
その頃は、うさぎのモチーフは今のようには使われていなかった気がするのですが…。
いまは、その可愛さからか、イースターといえばたまごよりもうさぎのイメージの方が使われるのが多い気もします。
・では、たまごはどんな意味を持っているの?
たまごからはニワトリのヒナが生まれます。
その、 「ヒナが生まれる」ということが、
命の象徴としてのモチーフ
と捉えられているようです。
また、卵からヒナがかえるとき、固い殻をやぶって出てくること。
これが、キリストが墓から出てきて復活する様子をたとえているそうです。
この二つが、イースターでうさぎとたまごのモチーフが多様される理由です。
ただ可愛いだけではなく、それぞれが意味を持って使われているんです。
・イースターのたまごは、色がついていたりきれいな模様を描いてあるのはなぜ?
模様の描いてあるあるたまごをイースターエッグと言います。
色がついていたり綺麗な模様が書いてあったりして、見ているわけでわくわくしますよね。
実はこの模様や色にも意味があるのです。
色の中でも赤は、
赤=血の色と考えられ、生命を表すことから復活の喜びの象徴
であるとされます。
また、模様にも様々な意味が込められていて、おおまかなものだと、
麦の穂…豊穣。
波…富。
太陽と星…生命・成長・富。
魚…キリスト教のシンボル。
かえる…女性のシンボル・うつくしさや若さ。
へび…厄除け。
なんて意味があるようです。
何の気なしに見ているたまごにも、こんな意味があったなんて驚きですよね!
こちらも、可愛いだけではなく、様々な意味を持っていたようです。
それでは、日本ではイースターはどうとらえられているの?
イースターは、クリスマスやハロウィーンなどに比べると、まだまだ日本には馴染みが薄いイベントです。
キリスト教圏のイースターと違って、キリスト教が生活に浸透しているわけでもないので、
イエスの復活の話をしてもあまりピンと来ません。
なので、
春の訪れを喜ぶイベントとして捉えられていると考えて良いでしょう!
というわけで、イースターを子供と一緒に楽しむのはアリです!
楽しい季節のイベントにしましょう。
子供にイースターの意味を聞かれたら?
お子さんの中には「イースターってどういう意味?」と聞いてくる子もいると思います。
その時にどう説明するか、迷いますよね。
今まで書いてきたようなことひとつひとつ説明しても、理解出来るのか定かではありません。
それに、説明する単語ひとつひとつに突っ込まれて説明がなかなか進まなくて、
いつの間にか終わってしまう、なんてことも子供への説明あるあるです。
そういう時は、内容をかいつまんで、
「イースターは、キリスト教のイエス様という人が、一度死んでしまったけれど生まれ変わったことをお祝いする日で、復活祭って言うんだよ。
その日っていうのは春だったから、冬が終わって春がやってきたことも一緒にお祝いしてるんだ」
程度の説明をしておけば良いと思います。
小学生以上だったら、うさぎやたまごのモチーフの意味をかいつまんで教えてもいいですが、
幼稚園児までくらいなら、これくらいの説明にしておいて大丈夫です。
あまり多くの情報を詰め込み過ぎると、話が脱線する可能性が高いので。
そのうえでもし、「なんでうさぎがいっぱいなの?」「たまごはどうして?」と聞いてきたら、
それぞれ分かりやすい言葉で教えてあげられたらいいですね。
「うさぎさんは一年にいっぱい兄弟が出来るから、すごいね! ってうさぎさんを使うのよ」
「たまごからひよこが生まれるってすごいでしょ? ○○(お子さんの名前)ちゃんみたいに生まれることはすごいっていうのを、たまごで代わりに言っているの」
なんて説明もいいかも知れないです。
子供には柔らかく優しい言葉で伝えてあげることが重要です。
イースター、子供とどんなことをして過ごす?
前述のように、日本でのイースターは宗教色が弱く「春の楽しいイベント」という意味合いが強いです。
ですから、うさぎやたまごのモチーフのお菓子を食べたり、
たまご料理を一緒に作ったりして楽しむのがいいのではないかと思います。
こんな感じで可愛いうさぎやたまごのモチーフの食べ物が登場しますよね♪
我が家では、
カレーのご飯をうさぎの形にして盛り付けして、ゆで卵を飾ったご飯を食べさせてみたり、
100円ショップなどで売られているうさぎのグッズで部屋を飾ってみたり、
「イースターって春が来たことをお祝い楽しいお祭りなんだって! 春を探しに行こう」
なんて言いながら散歩に行って、
途中のスーパーでイースターパッケージのお菓子を買って食べたりと、
かなり自由にイースターを楽しんでいます。
春が来たな、嬉しいな♪
という気持ちを、イースターで味わう気持ちを植え付けるのも、
子供の情操教育に良いのではないかな…、なんて思っています。
また、テーマパークのイースターイベントなどに参加するのも楽しいかも知れません。
その時に、イースターの意味を知っていると、ますます楽しさが増すこと間違いなしです!
イースターは、まだ日本ではそこまで浸透していないイベントです。
でもその分、楽しみ方がたくさんあるイベントです。
それぞれのご家庭で、楽しいイースターを過ごしてくださいね♪

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