断捨離という言葉が2010年の流行語に選ばれたのは記憶に新しいところですが、
近頃では、その断捨離を実践している人のことを「ミニマリスト」と呼ぶことも
あるそうで、どちらもとってもいい響きですね!
すっきりした理想の我が家をイメージして、断捨離熱はまだまだ続きそうです。
年末の大掃除だけが、断捨離のチャンスではありません。
これから春に向けて断捨離を少しずつ始めてみませんか?
そもそも断捨離ってよく聞く言葉だけど何?って思っている方にも分かりやすく、
断捨離全般についてお伝えします。
断捨離のコツが分かってくると、色んな発見が見えてくるかもしれませんよ!
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目次
断捨離とは
日本には「もったいない(勿体ない)」と言う素敵な言葉があります。
もったいないとは元々日本にある仏教用語です。物の本来あるべき姿がなくなることを
惜しみ嘆く気持ちを表しています。物を大事にする日本人の心に触れ、MOTTAINAIを
世界中に広めようという試みがありました。
断捨離はその反対で、もったいないという固定観念で凝り固まった心をヨーガの行法
でもある「断行(だんぎょう)「捨行(しゃぎょう)」「離行(りぎょう)」
を応用したものを言われています。
・断→家に入ってくるいらないものを断つ
・捨→家にあったずっといらないものを捨てる
・離→物への執着から離れる
といった意味合いがあります。
では、闇雲に何でも捨てれば良いのかというと、そういうことでもないような気が
します。そこで断捨離のコツについて説明していきます。
断捨離するモノとは
あなたにとって、断捨離したいモノは何ですか?
洋服だったり、本だったり、子供の成長と共にいらなくなったモノと、
考え出したら色々出てくると思います。
私だったら、「ときめかなくなった洋服」や「サイズアウトの子供服」
と挙げます。
洋服は大好きですが、消耗品です。着たら着た回数だけ、お洗濯したら
お洗濯した分だけ、洋服の生地は傷んでヨレてきます。
それはどんな高級な服でも必ずそうなります。
また、これは服だけでなく、あらゆる「モノ」でも当てはまります。
この世にある全てのモノは、使ったら使っただけ、古くなります。
もし、その古さがビンテージのような味わいがあっていいと思うような方や、
コレクションとして集めるのが趣味で、いつまでも幸福に浸れる人
だったら、断捨離とは無縁なので読む必要がないでしょう。
購入意欲を沸かせる言葉とは
人はモノを買う時に「これが欲しい!」と判断し、モノを買います。
その時の購買意欲を「インスピレーション、直感、ビビビ、ときめいた」
といった言葉で表現すると思います。
私も「このワンピースを買ったら、お出かけの日に着て行けるな~!」と直感し、
さらにサイズがぴったりだったら「ビビビとときめいた!」とすぐさまレジへと
直行するでしょう。
ときめきは一定ではない
皆さんの家ではクローゼットはスカスカですか?それとも収納しきれずに
パンパンですか?
先日、ある情報番組でも取り上げられていて、私もつい納得してしまいましたが、
私のクローゼットの中はパンパンなのに、いつもお出かけの時になると
「あれ?着ていく服がない!何着て行けばいいの??」と混乱してしまいます。
「いやいや、あなたのクローゼットには服でパンパンなのでしょう??」と
すかさず、突っ込まれても仕方ありませんが、そうなのです。
服はいっぱいなのに、不思議と着て行きたい服がないのです。
それはオールシーズンが過ぎて、冷静にクローゼットを見つめた時に、
あれほどときめいた服だったのに、興味が薄れてしまったのです。
そんな飽きっぽさをどう変えていったら良いのか?それは二通りあって、
「相当気に入った高級な服を1枚だけ買って大事にする気持ちを高めたい」
タイプの人と「飽きっぽいので、リーズナブルな価格で流行に合った服を
ワンシーズン思い切り楽しむ」タイプに区分することで効果的になります。
クローゼットがパンパンにならず、また興味がなくなった服は潔く断捨離
できるでしょう。断捨離する際も、たとえリーズナブルだった服でも、
そのシーズンを思い切りエンジョイできた服に感謝の気持ちを込めて処分
しましょう。巡り巡って、また良い服とのご縁が生まれますよ。
良い縁を繋ぐ断捨離とは
断捨離によって処分するものが決まったら、次にしたいのは「使えるモノ」と
「処分してしまうモノ」との区分です。
まだ十分使えそうなモノは人に譲ったり、フリーマーケットやフリマアプリ、オークション
などを利用して売ると、買ってくれた人にとっては欲しいモノだったので、逆に感謝され、
良いご縁としてのサークルが出来上がります。
処分してしまうものには感謝の気持ちを
処分してしまうモノには全てに感謝し、服なら古布として、ぬいぐるみや人形であれば
人形供養をしてくれる神社やお寺でお炊き上げしてもらいましょう。
近くの神社やお寺で人形供養をしていなければ、段ボールに入れて郵送受付してる神社も
ありますので、探してみるのも良いでしょう。また、ぬいぐるみについては可燃ごみや
粗大ごみとして捨てても大丈夫ですが、そのまま捨てるのが忍びない時は、天然塩をまいて
お清めし、紙や布、袋などに入れて、やはり感謝の気持ちが大切です。
このように、儀式的なことをすることで、自分もぬいぐるみも気持ちよくお別れすることが
できます。
断捨離はモノばかりでなく?
断捨離というと、モノばかりに捉われがちですが、人とのお付き合いも必要によっては
断捨離の対象として考えても良いと思います。
年賀状だけの付き合いの人
年賀状だけのお付き合いが、もう何十年と続いている人や、手書きの部分が一つもない
印刷だけの年賀状が毎年送ってくる人などは、状況を見て断捨離すると、紙の無駄にも
なりませんし、エコに繋がります。
我が家でも、主人に関しては年末の仕事やプライベートの忙しさから、年々年賀状を書く
のが負担になり、今の状況で何が大切なのかの優先順位を決めていくと、年賀状に時間を
取ることが困難になってきたので、今年の年賀状で最後にすることにしました。
宣言するにも勇気はいりましたが、今ではそうして良かったと言っています。
日本の古くある伝統として、年賀状はいつまでも伝承していきたいものですが、
スマートフォンの普及やSNSにより、人との繋がりも容易になった現在では、
色んな年始の挨拶の在り方があっても良いのでは?と私は思います。
年賀状を出さないから無礼な人と決めつけるのではなく、いつか年を取って
字を書くのがおぼつかなくなったり、病気をしたりと、人はいつも一定に
保つことは不可能であるからこそ、柔軟な発想でいたいものです。
本当に付き合い人だけを選別する
人付き合いについても、その時々で親密度が増したり、疎遠になったりします。
環境が変わったり、今置かれている状況にそれぞれが懸命に生きて、昔ほど会えなく
なったりもするでしょう。
それでも、本当に縁がある人とはたとえ10年疎遠になったとしても、また会えたり
するものです。会える頻度が多いから特別ではなく、会えない日が長くとも、
また会えることができたら、それは強い絆で結ばれた縁です。
会えなかったことが嘘のように、つい昨日も会って話したような感覚が瞬時に戻せる
間柄こそが、良縁ですね。
今、あなたの周りの人間関係において、心の片隅でも会うとなんとなく気分が
沈むような人がいたとしたら、それは今時点であなたにとって会いたくない人です。
そんな気持ちをどこかで否定しながら、何となくお付き合いをしてきた人です。
しかしそれは次第に心のストレスとなり、体の不調となって出始めます。
そんな時は、自分の気持ちに逆らわず、素直にその人とうまく距離を取るように
しましょう。自分の人生、誰にも遠慮はいりません。
携帯電話の電話帳整理も、年賀状同様に年に数回は行い、モノにも人にも
振り回されないスッキリした人生を送りましょう!
断捨離のまとめ
①断捨離の意味を知り、無駄をなくそう
②自分にとってのモノの価値を知ろう
③処分するモノには感謝の気持ちを
④年賀状だけの人付き合いはやめよう
⑤自分の人生に遠慮はいらない
モノにも人にもふりまわされない人生を

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