最近、車での対人トラブルがドライブレコーダーによって明るみとなり、とんでもない
嫌がらせや迷惑行為がニュースで大々的に報じられたことにより、ドライブレコーダーの
性能性が注目となり、購入する人が後を絶たなかったと聞きました。
近年よく言われるようになった「キレる」人が急増しているように感じています。
些細なことにすぐキレてしまう、その心理やメカニズム、実際周りにいたキレやすい人、
また自身で気を付けていることなど、さまざまな例を挙げてトラブル回避にできる案を
ご紹介したいと思います。
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目次
キレる要素は誰にでもある
皆さんは、今まで生きてきた中で「私は一度も顔を赤らめて怒ったことはない」と
断言できますか?恐らく、誰一人としていないと思います。
私の性格は、他人から見ると「穏やか、優しい」という印象なのだそうです。
しかし、私も人の親となってから、自分という人間を再確認できるようになりました。
というのも、子育て中の私は子供が幼少期の時から、何かと言うことを聞かない腕白
ぶりに相当手を焼き、怒鳴ってしまうこと多々あったからです。
そんな自分に嫌気と自己嫌悪に陥りましたが、それを救ってくれたのはママ友でした。
ママ友たちの、さまざまな子育ての話を聞きますと、悩んでいるのは私だけではないんだな
と少しだけ安堵したり、前向きに子育てできるようになりました。
どのママさんたちも穏やかで良い人なのですが、慣れない子育てでストレスやイライラが
募り、つい子供にあたってしまう人も少なくなかったようです。
「私、子供を持つまではこんなに人に対して怒ったことなんてなかったから、私の性格に
もう自分自身でびっくりよ~」と。それを聞いて「解るなぁ」と頷いたものでした。
このように「怒り」というものは、大きく膨らんだりしぼんだり、時には膨らみすぎて
割れたりする「風船」のようだなと、感じました。
車の運転は性格によって向き・不向きがある
よく「車の運転をすると人格が変わる人がいる」という話を聞いたことありませんか?
いくら車好きで、運転が上手いと豪語する人でも、ひとたびハンドルを握ると
人格が一変し、凶暴化するのでは、その人にとって車の運転は不向きと判定せざるを
得ません。私の家族も1度「あおり運転」をされたことがあり、身の危険を感じたことが
ありました。そういった場面でも、まずは「焦らない」ことが大事で、目を合わせずに
危険な車からできるだけ離れましょう。
我が家でも帰省や旅行の際など、長距離運転をする時がありますので、ドライブ
レコーダーの必要性を感じました。
*クラクションの音ですぐキレる
クラクションの音って、結構大きな音がしますね。
この音にいちいち反応してしまう人やクラクション=挑発行為と思ってすぐにキレる
人は要注意です。クラクションの中には譲ってくれてありがとうと言う、挨拶代わり
だったり、居眠り運転や青信号でも動かない車に対して教えてあげるために鳴らす
クラクションにも使われます。
このように、善意でのクラクションがあることを、ドライバー全員が認知していれば
良いのですが、何でもかんでも自分に攻撃が及んだと勘違いするのは良くありません。
一旦、深呼吸をして、クラクションを鳴らされた場合でも何故ならされたのかを、
冷静に考えるようにしましょう。
中には、悪意のあるクラクションを鳴らすドライバーも確かにいます。
私のマンションの住居人の話ですが、敷地内に立体駐車場が完備していますが、
入庫・出庫の際にどうしても住人とかち合います。
立体駐車場を利用している人なら解ると思いますが、入庫・出庫には少々時間が
かかるもので、完全に作業が止まるまでは待っていなくてはなりません。
そんな矢先に、出先から帰宅する住人の車がきたので、とっさに端に寄せたりする
配慮は忘れずに、作業が終わるのをじっと待っていましたが、クラクションを
鳴らされました。
こちら側に不備があるなら謝りますが、鳴らされた原因が見当たりません。
幾度も顔を合わせるかもしれない住人であるのに、出庫中の作動中で身動きが
取れない状況であるのは承知なはずなのに、まさに「短気は損気」と思われても
仕方がない、その人の格が下がった瞬間でもあり、器の小ささも知りました。
キレる若者が多い?それははたしてどうなのか
よくお年を召した方が「最近の若いもんは…」と言ってますが、確かに若者で
マナーの悪い子はいますが、若者ばかりがマナーが悪くキレやすいというのは、
どうかなと、私は思います。
毎朝通勤電車に乗っている主人の話を聞くと、質が悪いのは若者ではなく老人の
方だと言います。勿論、私の親世代はその老人の部類ですから、親世代のことを
悪く言うのは本望ではありません。しかし、その一部の老人による公共内での暴言
や言動が日常茶飯事なのだそうです。それも若者につっかかったり、小さな子供
連れのお母さんにあたったりとやりたい放題です。
私もたまに電車に乗りますが、乗って数分と割と早い段階で、絡んでいる老人を
目にします。絡まれた相手の方も関わりたくないので「すみません」と謝っている
のに、その謝り方が気に入らないとしつこく説教し、挙句の果てには相手のカバン
をひったくろうとし、いよいよ危ない雰囲気に。
「若いもんはマナーを知らんのだ!」としまいには怒り狂い始めたので、周りの
乗客がその老人からさっと離れた瞬間は今でも忘れません。
また、よく私が目にするのは横断歩道のない、車がびゅんびゅん行き交う道路を、
我が者顔で横断する元気な老人がいます。すぐ先に交差点があるというのに、
わざわざ危ない道路を横断しようと試みるのです。そんな危険な道路を若者が横断
している姿を、私は未だかつて見かけたことはありません。車に跳ねられて
みなければ分からないのかと思いますが、跳ねてしまった車の方が可哀想です。
{せっかちでマナーが悪いのははたしてどっちだろう?}と考えさせられました。
「人の振り見て我が振り直せ」とはよく言った言葉だと思います。
キレやすい大人にならないためには
日本は生活水準も高く豊かです。しかし、生活が豊かでもいつしか勉強や仕事での
競争社会ができ、それに伴って人間関係もどんどん複雑化してストレスを抱えやすく
なっているのが今の現状です。
お子さんにおいては、成長段階によって「反抗期」がありますが、その反抗期の
度合いが酷い場合は、次の生活習慣を見直すことで、キレる根本を軽減できます。
*1.3食しっかり食事を与え、カルシウムを多く摂ろう
最近は共働き家庭が多く、お母さんは日々大忙しかと思いますが、育ち盛りの
お子さんの食事はしっかり管理してあげて下さい。
フルタイムで仕事から帰宅して、休む間もなく食事の支度をするのは疲労度も
増しますが、そこはできるだけ手抜きをせずに、温かい手料理を出しましょう。
出来合いのお惣菜やレトルト食品、インスタント食品やファーストフードなどの
ジャンクフードは味付けが濃く、添加物も心配です。そんな食事を続けていると
次第に「味覚障害」や添加物が蓄積してキレやすい原因になる恐れもあるからです。
また、一日の活力源は朝食からと言われています。その朝食を忙しいからと抜く
行為は言語道断です。また、カルシウムを意識的に摂ることでキレにくくする効果が
あります。ジャンクフードにはそのカルシウムの吸収の妨げになるリン酸が多いことから、
あまり与えないよう目を配りましょう。牛乳などの乳製品、お魚料理にはカルシウムが
豊富に含まれているので、積極的にいただきましょう。
大家族の子供が多い世帯によくありがちですが、お皿洗いの負担を軽減したいために、
一品一品を大皿で盛り付けがちですが、そうすると食の太い子と細い子の食べた量に
差がついてしまいます。細い子が全然手をつけれなかったなど、食べムラができて
しまうので、面倒でも1人ずつ銘々でお料理を出し、どの子も完食できているのか、
管理してあげましょう。大人の皆さんも食生活の乱れが心の乱れに繋がります。
栄養バランスの良い食事を摂りましょう。満腹状態でイライラしてる人はいません。
*2.良質な睡眠をとる
「早寝早起きは三文の徳」という言葉がありますが、生活が乱れると精神的に不安定
になります。夜寝る前のスマートフォンやゲームも目をチカチカさせ、脳に快楽ホルモン
と言われるドーパミンが大量に分泌され、高揚感や興奮と感情をコントロールする理性
が外れてキレる原因になることも。また、興奮状態による睡眠不足に陥ります。
夜はこういった電子機器の使用を控えるよう、管理しましょう。
*3.気持ちを抑圧しすぎず自己肯定感を高める
お子さんの気持ちを抑圧させる言葉は控えましょう。また、親の過剰な期待も応えられ
なかった時の自暴自棄行為になる恐れがあるので、距離感を保ちながら見守る姿勢で、
出来たことに対しては褒めるなど、自己肯定感を高めてあげましょう。子供は親が普段から
自分を受け入れてくれているという安心感を持っていたいのです。自己肯定感が育つ環境に
いるお子さんは、成長と共に人にも優しく接しられるようになり、対人関係の良好にも
繋がります。
大人になると、褒められることが極端に少なくなります。自己肯定感が高まるきっかけは
少ないかもしれませんが、例えば「今日一日穏やかに過ごせた」そんな日があったら、
そう過ごせた自分にご褒美をあげて下さい。自分を肯定し、認めてあげることによって、
ささくれた心も劇的に穏やかになるでしょう。これを暫く続けることによって、人に対して
キレるという気持ちや行為もなくなります。ぜひ笑顔が素敵な人になりましょう!
キレるについてのまとめ
①キレる要素は誰にでもある。一呼吸おくだけで状況は変わっていく
②人に怒るのは相当なエネルギー。
怒る前に「人の振り見て我が振り直せ」
③キレる原因は生活習慣の乱れから。根本を見直そう

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