こんにちは、ヘル兄Rです。
最近マジンガーZの続編が45年振りに映画で上映されているのが話題になっています。
実はこの数年なんですが、昭和の時代のヒーローや平成の少し前のヒーロー等のリメイク作品や続編にあたる作品が、各種メディアで展開されている事が多いのをご存知でしょうか?
その作品の数たるや挙げればきりがないんですが、その中でも特に作品数が多いメディアが・・・
マンガなんです。
本日は、かつて私達の心を熱くした、古き良きヒーローたちの続編を描くマンガをご紹介したいと思います。
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1.風都探偵
【拡散希望/待て続報!】#風都探偵#仮面ライダーW pic.twitter.com/K8EV0y648e
— スピリッツ編集部「風都探偵」宣伝用 (@fuutokoushiki) 2017年12月6日
このタイトルは比較的新しい作品です。
「ヒーローなのに探偵?」って思われる方いらっしゃると思いますが、「風都」というキーワードで「ピン!」と来る方もいらっしゃると思います。
この作品は現在、講談社の「ビックコミックスピリッツ」で連載されていまして、2009年9月から1年間、テレビで放送されていた「仮面ライダーW」の続編です。
仮面ライダーWは平成ライダーの11作目の作品で、今や超人気俳優の菅田将暉さんの出世作といっても過言ではない作品です。
現在でも根強い人気があり、作品に登場する脇役のライダーや敵側のライダーが主役となる、外伝的な物語がVシネマでもリリースされています。
あらすじとしては・・・
「ミュージアム」の事件から時は流れ、物語の舞台である風都で、とある事件が起こります。
左翔太郎はその事件に関わっていると思われる絶世の美女「ときめ」と出会う。
翔太郎にときめは「貴方は、私を満たしてくれるの?」と意味深な言葉を残し、海に消えてしまいます。
時を同じくして、ときめにカバンを盗まれた坪崎忠太は、ときめの美しさにもう一度会いたいと鳴海探偵事務所にときめの捜索を依頼。
ときめのことが気にかかっていた翔太郎は依頼を受けて、ときめの捜索を開始する。
・・・といった内容。
まだ連載が始まってから半年くらいなので、物語としてはまだ未知数な部分があります。
この風都探偵は「公式の続編」とのことで、脚本は三条陸氏、クリーチャーデザインに寺田克也氏、監修に東映のプロデューサーの塚田氏と、実際にテレビシリーズにも関わったクリエイターの皆さんがこの作品にも参加しているのも、この作品の読みどころのひとつでもあります。
画の線が若干細い感じはしますが、TV版の登場人物の特徴を視覚的にもキャラ的にもうまく掴んでいて、「W」をご存知の方ならすぐに入り込めると思います。
実際に読んでいる私の脳内では、セリフがTVシリーズのキャストの声で再生されます。(笑)
そして、TV版より「いろんな意味」で大人っぽい作品になっております。
(/ω\)
仮面ライダーWが好きな方は是非読んで頂きたい作品です。
2.仮面ライダーSPIRITS/新仮面ライダーSPIRITS
コチラもおなじく仮面ライダーを題材とした作品ですが、こちらの仮面ライダーは・・・
昭和の仮面ライダーです。
2001年から18年間続いており、現在も月刊少年マガジンで連載中です。
途中でタイトルに「新」が付いたのは、かつて連載していた雑誌が廃刊となり、現在の雑誌に移動して連載を再開したためで、内容的には移動前の内容の続編です。
この作品は、昭和ライダーの中でも珍しく諸事象によりテレビシリーズが制作されず、スペシャル番組しか放映されていない「仮面ライダーZX(ゼクロス)」を題材にした物語で、昭和10人ライダーの完結編といった内容で描かれています。
まずは仮面ライダー1号からスーパー1までの9人のライダー達のその後のエピソードが描かれ、(特にストロンガーの話が泣ける。)それぞれの物語の中で、密かに暗躍する悪の組織「バダン」の影が徐々に明らかになり、ZXのエピソードに帰結していく・・・といった話の展開になっています。
村枝賢一氏が描く仮面ライダーは、映像作品の姿を細部まで画で再現しており、その物語の内容と同様にライダー愛にあふれています。
石ノ森ヒーローのテーマと言っても過言ではない、改造人間として生きる「人ではない」という悲哀はライダーだけではなく、醜く改造された怪人たちにまで徹底して描写され、戦争の悲惨さ、正体不明の組織に襲撃される民衆の混乱、平和な時代の「戦士」の役割の意味等を鋭く描いています。
そして疑問に思った方もいるかもしれない、歴代の悪の組織で「なぜ仮面ライダーのような姿の改造人間が造られるのか?」といった内容にも踏み込んでいます。
とにかく仮面ライダーが好きなら是非とも読んで頂きたい作品です。
仮面ライダーを題材にしたマンガとしては後にも先にも「これ以上はないのではいか?」と思える程です。
3.ULTRAMAN
最後にご紹介するのは「ULTRAMAN」で、現在コンビニのセブンイレブン限定で発売されている雑誌「月刊HEROS」に連載されており、来年の2019年にはアニメの公開も予定されています。
英語表記してますが、要はウルトラマンです。(笑)
このマンガを手掛ける清水栄一氏と下口智裕氏のコンビは「鉄のラインバレル」が有名でSFマンガには定評があります。
あらすじは・・・
かつてこの世界には光の巨人と呼ばれる存在がいて、異星人の侵略や怪獣と呼ばれる巨大生物の破壊行動から地球を守っていた。
やがて光の巨人は役目を終え、遥か宇宙の自らの故郷へ帰還した・・・。
それから数十年後・・・
時の内閣の防衛大臣を務めている早田進は、光の巨人記念館に連れて来た息子・進次郎が施設内で転落事故に遭うも、ケガひとつない進次郎の「異変」に気付く。
以前から自分の記憶喪失と、人から逸脱した身体能力に疑問を持っていた進は、光の巨人記念館の裏の顔「科学特捜隊」の井手から半年前の旅客機事故の真実を知らされた事をきっかけに、進が光の巨人(ウルトラマン)であった記憶を取り戻す。
それから12年後、自分の身体能力の高さに気付き、密かにその力を楽しみながら使う進次郎の姿があった・・・。
といった内容。
ウルトラマン自体は初代から現在まで数多の続編が制作されていますが、このマンガは初代ウルトラマンの「IF」的な続編です。
もし自分の住んでいる世界に、自分の知らない別の異星人の世界があるとしたら?
的な要素が全編に散りばめられ、物語が進むに連れて徐々にそれが明らかになってきます。
光の巨人(ウルトラマン)はあくまで過去の出来事となっており、現在でも存在自体が謎に包まれています。
主人公は早田新の息子である早田進次郎ですが、変身はしません。
では、どうやって戦うのか?
この物語には光の巨人を参考に作られた「ウルトラスーツ」というアイテムが登場し、それを装着して戦います。
そして怪獣のような大きな敵は殆ど登場せず、人間と同じくらいの等身大の生物同士が戦う感じです。
テレビシリーズでは続編としていろんなウルトラマンが登場しますが、それらのウルトラマンがモチーフとなった特徴あるキャラクターが徐々に登場してきます。
もちろんTVシリーズ等の怪獣をモチーフとしたキャラクターも登場します。
劇中では異星人が暗躍していて、地球人の殆どがその暗躍を知りません。
そして「なぜ地球は異星人からの侵略に晒され続けているのか?」というウルトラシリーズの最大の疑問(?)に迫ろうともしています。
更に、ウルトラマンの因子を受け継いでしまった親子の苦悩や葛藤も描かれ、その苦悩はウルトラマンの因子を「呪い」と言わしめる程です。
「こんなのウルトラマンじゃない。」と言われる方もいますが、確かに某アメコミのあのヒーローに似てなくもないんですけどね、そこは言わない約束。(笑)
食わず嫌いせず読んで欲しいです。
ウルトラマンのIF的な続編ではありますが、この作品単体でも楽しめると思いますよ。
4.まとめ
いろいろと書いてきましたが、今回ご紹介したのはほんの一部でして、数多のリメイク作品、映像作品からの続編等がまだまだたくさんあります。
公式的な続編もあれば、ある意味で同人のノリで描いているような続編もあります。(笑)
映像業界は最近は色んな意味で規制というか、制作に制限がかかっているような感じですが、マンガ界はある程度の規制はあるものの、ジャンルが多数に増えて表現の自由度が増してきている様に感じますし、今回ご紹介したような「他のメディアの作品の続編」的な作品も間口が広がったことにより、マンガのジャンルとして徐々に浸透してきてるように感じます。
昔自分が好きだったヒーロー等のキャラクターがどんな終わり方だったのか?そしてこの続編を作るとしたらどんな物語にしたいか?なんて思った方も少なからずいらっしゃると思います。
今回ご紹介した作品の作者さんも、そんな思いを描いていて、それは例え私達が思い描いているものとは違っていても、ある意味で私達の夢や思いを叶えている様にも思えます。
そんな思いがこもった作品を私はこれからも読んで見守っていきたいと思っています。
よければ皆さんにも読んで頂ければ嬉しいです。
ではでは。(‘ω’)ノ

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