皆さんこんにちは
筆者が住んでいるサンパウロなどは、日本の東京や大阪などと比べても引けを取らないほどの大都会ですが、ブラジルの北部にあるこのアマゾン川流域は、まだ手付かずの雄大な大自然の宝庫です。
このアマゾン川流域で独自の進化を遂げた生物達がたくさん存在します。
そんなアマゾン川とアマゾン川流域に生息する危険生物たちについてご紹介していきます。
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世界最大級の河川・アマゾン川
アマゾン川はブラジルをはじめ南米大陸の国々をまたいで流れる、世界一大きな川です。
ここでは具体的にアマゾン川がどのくらい大きいのかを世界の他の大規模な河川と比べてみましょう。
インドのナイル川は長さが6671Km、 総面積は 2.9百万㎢、中国の長江は長さが6300㎞、総面積は 1.8百万㎢なのに対して、アマゾン川は長さが 6516km、 総面積は7.0百万㎢もあります。
白い川、 黒い川、 緑の川と支流によってその水の色も違います。
色の違う支流同士が混ざり合い、白い水と黒い水が10㎞にわたって混ざり合わずに流れていく地点は、有名な観光地となっています。
大潮の時に海の水とアマゾン川の流れがぶつかって、 大波となって川を逆流していく様子を、ポロロッカ と言います。これは普通の波と違って、30分以上持続することもあります。
アマゾン川流域に生息する危険生物
電気ウナギ
アマゾン川では無敵と言われる電気ウナギですが、 電気うなぎは体中に無数の発電器官を持っています。 そしてその威力は最大で600ワットから800ワットにも及び、 アマゾン川では最強の生物と言われています。
カンディル
見た目は小さいですがカンディルは、体中の穴という穴から侵入して体の中から食い荒らしていきます。 食いついた獲物から離れないように、カンディルの体にはトゲがあります。 小さな姿からは想像もできないような威力で食いついてくるため、 その痛みでショック死してしまうこともあるようです。
ハララカ
アマゾン川流域に生息するこの蛇は、出血性の毒を持っているため、 この蛇に噛みつかれると目や鼻、耳などから出血が起こります。また注入する毒の量が大量なため、 場合によっては後遺症が残ったり患部が壊死してしまうこともあります。
軍隊アリ
東アジアやアフリカなど他の地域に生息するものもいますが、このアマゾン流域に生息している軍隊アリが一番よく知られています。 体長が1㎝以上もあります。
このアリは巣を持つことはなく、 数万匹という単位で行く先々で獲物に襲いかかります。
その姿が軍隊に似ていることから、軍隊アリと呼ばれます。
アナコンダ
その大きさは最大で9mにもなると言われ、 オスよりもメスの方が大きいのが特徴です。
水や茂みの中に隠れて、 一瞬のうちに獲物に襲いかかります。 時には大きなワニや人が丸飲みにされてしまうこともあります。
クロドクシボグモ
このクモ一匹だけで人間を数十人殺すことができるほどの 、強力な毒を持つと言われています。 このクモに噛まれると激しい痛みと共に、男性であれば局部が大きく腫れ上がることもあると言われています。 このクモの毒にはそういった成分が含まれているため、医療関係者にはすぐにわかるのだそうです。
ウマバエ
見た目こそ普通のハエと変わらないように見えますが、このハエの特徴は他の生物に寄生するということです。 もし蚊に寄生して、その蚊が他の動物をさしたとします。
すると、その動物もこのウマバエに寄生されてしまいます。
万が一人間が寄生されてしまうと 、手術をして取り出さなければいけません。
ジャガー
アマゾン川流域の食物連鎖の頂点であるジャガーは、 主に水辺に生息しています。
泳ぎができるため川に入って魚をとったり、 ワニを襲ったりすることもあります。
そして木登りもできるため、木の上に生息するナマケモノや鳥などを捕まえて食べることもできます。
まとめ
ここまでブラジル・アマゾン川の特徴や、アマゾン川流域に生息する危険生物についてご紹介してきました。
筆者は東京生まれの東京育ちなので、ブラジル・アマゾンの雄大な自然に憧れることもありますが、素人が興味本位で足を踏み入れるべき場所ではないことがよくわかります。
皆様も観光などで訪れる際には、現地ガイドの指示や注意をよく聞いてください。
危険を感じたら、勇気をもって引き返すことも大事です。

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