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インフルエンザや風邪を放置すると危険?忍び寄る合併症とは?

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インフルエンザや風邪を放置すると危険?忍び寄る合併症とは?

冬本番で、日本全国で風邪を引いている人や、インフルエンザに感染している人も

増えてきました。小さなお子さんやお年寄りがいるご家庭ではこの時期は特に注意

したいものですね。

これまでも、風邪やインフルエンザの予防について知らせてきましたが、今回は

もしかかってしまった場合、その後のケアを怠ってしまうと、とんでもない合併症

に見舞われる可能性があるという実態を、私の経験談を交えてご紹介したいと

思います。

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風邪やインフルエンザにかかったら

日頃より、風邪予防として「うがい」「手洗い」「マスク」を日課としていても、

毎日人混みにさらされて生活していると防ぎようがなく、自身の気持ちとは

裏腹に感染してしまうこともあります。もしかかってしまったら焦らず、症状の

状況から判断し、医師の診察を受けましょう。

*1.風邪とインフルエンザの見分け方

【発症について】

風邪は緩やかなのに対し、インフルエンザは急激に発症。

【症状の分布】

風邪の症状は鼻やのどが中心なのに対し、インフルエンザは全身。

【発熱】

風邪の症状の場合は37℃台の微熱に対し、インフルエンザは38℃以上の高熱に。

【悪寒や倦怠感】

風邪の場合は少ないですが、インフルエンザの場合は多い。

【筋肉・関節痛】

風邪の場合は少ないですが、インフルエンザの場合は多い。

【のどの痛みや鼻水】

風邪の場合はひき始めからありますが、インフルエンザの場合はあとから症状が

出ることが多い。

 

これらをご自身の症状と比較し、判断しましょう。

*2.風邪だった場合は

仕事が多忙で、なかなか病院へ行けない方は、飲みなれている市販薬を使っても良いでしょう。

その際、ご自身の風邪症状に合ったお薬を飲みましょう。また、期限切れのお薬は飲まない

よう注意しましょう。

 

市販のお薬を飲んでも一向に快方に向かわない場合は、医師の適切な判断の元で治療を

行いましょう。熱風邪の場合は内科がおすすめですが、のどや鼻に関する症状の場合は、

耳鼻咽喉科がおすすめです。

*3.風邪の治療を甘くみた結果のある合併症とは?

   

私の経験談①です。

ある日、鼻水とのどがちょっと痛いなという風邪の症状がありました。

{どうせ、いつものことだろう}とあまり気にしませんでした。

のどの痛みには、「のど飴」をなめることと「うがい薬」でうがいをすることで、

普段なら速攻に効き目が現れたはずなのに、今回はどうも症状が一向におさまりません。

 

そして、鼻水の症状も治まることがなくティッシュがかかせません。

後々医師の話によって判ったことですが、鼻水の状態とは、ドロッとした鼻水は「風邪」

からくる症状で、さらっとした鼻水は「アレルギー」からくる症状なのだそうです。

私はこのさらっとした鼻水がずっと止まらなかったので、風邪から何らかの「アレルギー

反応」を引き起こしてしまっていたのです。

 

そして、鼻の症状は次第に鼻水から鼻づまりと移行していきました。その頃になると

ある異変が出てきました。それは「急に匂いが分からなくなってしまった」のです。

匂いが全くないというのは、鼻づまりよりも主婦にとっては深刻なものでして、

「料理の匂いがしない=味覚が鈍る=料理音痴なる」でした。

また、お洗濯をしていても好みの柔軟剤の匂いがまったくしなくなる。これは危険

レベルです。

そうなると、何もかもが心配で鼻でクンクンしてしまい、やがて家事全般に手が

つけられなくなり、耳鼻咽喉科を受診しました。

診断された結果は予想もしなかった「副鼻腔炎」でした。

*4.副鼻腔炎にならないためには

この症状は、近頃子供にも多い症状のようで、風邪を放置あるいは悪化させた

ことによって、副鼻腔に炎症が起こる症状です。

副鼻腔とは「頬、顔、目のまわりの骨の空洞部分」のことです。そこに膿がたまると

「蓄膿症」になります。慢性になると、まれに手術する人もいて、とても厄介な

症状です。私はこの副鼻腔炎が発症して今年で10年になりますが、ここ3年ほど

体質改善し、完全に消えた訳ではないと思いますが、今のところ症状がありません。

 

そして、息子も5歳の頃からアレルギー性鼻炎から炎症が進み、副鼻腔炎に

なりました。意外と子供が風邪をひいて、親御さんも風邪がうつって、子供の看病を

優先にしてしまった結果、親子セットで副鼻腔炎になったというケースはよく

聞きます。注意点として挙げたいのは

①鼻水・鼻づまりを甘くみない。症状が続く前に迷わず耳鼻咽喉科へ。

②ティッシュのかみ過ぎは禁物。手荒なやり方は症状悪化へ。

③匂いがなくなるのは、副鼻腔炎を疑おう

 

そして、体質改善には免疫力アップ効果のある「ヨーグルトとはちみつ」を毎朝

摂ってみましょう。私はこれを欠かさず続けた結果、症状がなくなりましたので、

おすすめします。

*5.インフルエンザだった場合は

 

インフルエンザだった場合は、いきなりの高熱や関節の痛みに襲われることが多い

ので、すぐに症状が判るかと思いますが、病院で行うインフルエンザ検査キットの

陽性反応が出るのには、発熱後12~18時間経過するとより正確に検査ができるよう

です。それは、採取した粘液中のウイルスの量に比例して、検査結果の精度が変わる

ためです。発熱後24時間経てばよりいい結果が出ると思われますが、注意したいのが

病院でいただく抗ウイルス薬は、発症後48時間以内に飲まないと効果がなくなるので

目安の時間で行かれるのをおすすめします。もちろん、小さなお子さんや高齢者の

方は重症化する恐れがありますので、辛い症状がある場合はその前に受診しましょう。

 

また、病院へ行きたくないからと、無理に会社や用事を済ませたりすると、広範囲

への感染となりますし、ご自身にとっても適切な処置をしなかったために、重症化

する恐れもありますので、医師の診断を経て、自宅で安静にしましょう。

*6.インフルエンザの主な特徴

日本で感染しやすいインフルエンザはA型でそれに続いて多いのがB型です。

A型はウイルスの形が変化したり、細かな種類が異なることで、体の免疫が

付きにくく、何度も感染しやすくなります。流行時期は11~12月で、高熱と

全身の倦怠感が出るのが特徴です。

 

続いてB型はA型と違って種類が1種類しかないので、変異もないことから、

繰り返しかかる心配も少ないと言われています。

流行時期は2~3月が多く、高熱は少なくてお腹の不調や吐き気をもよおすなど、

胃腸症状が現れるのが特徴です。

 

そして、近年話題になっている新型インフルエンザウイルス。鳥類や豚のみに

感染していたウイルスが人の体内でも増えるように変異し、人から人へと感染

しやすくなったものです。

症状はA・B型同様に急激な高熱や全身への倦怠感が現れます。

流行時期は冬に限らず、強いウイルスのものであると、季節関係なく感染が

流行する恐れもあり、実際に通常では流行することはない4~6月に流行した

ケースも実際にありました。

*7.お薬の種類や注意すること

抗インフルエンザウイルスによる治療薬は主に「タミフル、リレンザ、

イナビル」などがあります。インフルエンザの増殖スピードが速いので、

48時間以内に服用するのが大事です。それを過ぎてしまうと、効き目が

現れなくなるからです。これらの薬には、ウイルスの増殖を抑えて感染

の拡大を防ぐ効果があります。

また、10代によるタミフルなどを服用した際の異常行動が問題化されました。

自宅療養をしている場合は、薬の服用の有無にかかわらず、少なくとも

2日間は未成年のお子さんから目を離さないよう、親御さんは気を付けましょう。

また、薬の効果で熱は下がってもインフルエンザの感染力は残っているので、

他の人に感染する恐れがあります。

学校保健安全法では、児童や生徒がインフルエンザと診断された場合は、

「発症してから5日経過し、また解熱してから2日(幼児の場合は3日)

経過しないと登校(登園)できない」とされています。

社会人の皆さんも、職場復帰に関しての決まりは特にありませんが、周囲への

感染を予防するためにも「発症が始まってから約1週間」は外出をせず、安静に

するのが望ましいでしょう。

*8.インフルエンザを甘く見た結果あった合併症とは?

  

私の体験談②です。

息子が幼稚園・小学生の頃は、インフルエンザA型・B型、そして新型インフル

エンザと毎年立て続けに感染し、その看病に追われて私も感染していました。

流行りものは好きな私でも、こんな流行りものは欲しくありませんでした…。

全ての型を経験したので言えることですが、症状はそれぞれにキツイものが

ありました。

そして7、8年ほど前に大ニュースになった新型インフルエンザに感染直後

だったと思いますが、急性の気管支喘息が発症してしまったのです。

子供の頃から大人になるまで喘息症状は全くなかったので、突然喘息発作で

息苦しくなったのは辛かったです。息子にいたっても気管支喘息持ちでした

ので、こちらでも親子セットでの喘息治療を行っていました。

自分が喘息になったことで、息子の辛い喘息症状をこの時に初めて解りましたし、

治療して改善しなくてはと固く思いました。

 

それで、何が良かったかというと、新しく試みたことはやっぱり免疫力アップ

と言われている「ヨーグルトとはちみつ」これを毎日いただくだけ。

欠かさず行ったことで、私も息子も症状がここ3年ありません。

これらの経験をもとに、副鼻腔炎や喘息治療をしている方やアレルギー改善に

繋がれば幸いです。

インフルエンザや風邪についてのまとめ

①インフルエンザと風邪の違いを知ろう

②感染したら不要な外出を避け、適切な処置をしよう

③合併症で持病が増えるケースがあるので病院へは早めに

わこ

神奈川県在住 40代主婦。
思春期の息子がいます。
自分の時間が増え、充実した日々を
過ごしております。

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