寒い冬は、暖かい部屋でじっとしてこたつの中でぬくぬくするのが至福の時間ですが、
出られなくなるのが少し困りものですね。
こんな光景は、四季折々に溢れた日本の冬の風物詩みたいなものであり、
こたつを見ているだけで、心がほころんでしまいます。
そんなこたつの中で食べたくなる物の代表といえば、古くから「みかん」が挙げられ
ます。こたつとのイメージにも合ってますね。
しかし、最近ではこたつの中で食べたい物の中に「アイス」を挙げる人も多く
なりました。
確かに、私もこたつの中で食べたい食べ物の上位といえば、やはりアイスです。
冬にいただきたいアイスにはどんな物が挙げられるか、また気になるカロリーに
ついてや、アイスにまつわる私のエピソードについてもご紹介したいと思います。
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目次
冬に食べたい高級アイスの代表格は?
冬に食べたい市販で売られている高級アイスと言えば、皆さんはどこのアイスの物を
イメージしますか?
私は断然「レディーボーデン」ですが、最近は「ハーゲンダッツ」も高級嗜好のもの
として急成長を遂げて、CMも流れていて有名ですね。皆さんの中でも高級=ハーゲン
ダッツとイメージしていた方も多いのではないでしょうか。
次に、レディーボーデンとハーゲンダッツはどちらが先に日本に進出したのか?
どちらも古く感じられるかもしれませんが、実は「レディーボーデン」の方が歴史は
古いのです。しかも驚くべき事実を経て、その後ハーゲンダッツが日本進出しました。
その全容を私の子供時代のエピソードを交えてお伝えします。
レディーボーデン意外と知らない歴史
レディーボーデンは、1971年にアメリカ合衆国のボーデン社と日本の明治乳業(現在の
株式会社明治)が共同開発商品として販売されました。1970年代には雪印乳業(現在の
雪印メグミルク)から販売されていた「フレーバーランド」と共にホームサイズのアイス
クリームとして販売が広がり、「アイスクリームの芸術品」と呼ばれるキャッチフレーズと
共に、その上品なパッケージと高級で濃厚な味わいは普段食べるアイスとはまた違って、
その当時の子供たちにとっても頻繁には食べさせてもらえないアイスでした。
当時950mlの容量で価格は950円(現価格約2800円)という高価さですから、当時
「子供のご褒美No.1」と呼ばれたのは納得がいきますね。
当時のレディーボーデンのCMがありますので、ご紹介します。
レディーボーデンの思い出
私がレディーボーデンを知ったのは小学生の低学年の頃です。
レディーボーデンのホームサイズを家族の人数分、器に盛るあの瞬間は、当時の私にとって
ワクワクする憧れの瞬間でした。
そして、レディーボーデンを食べていた季節は、夏ではなく決まって冬だったのを
覚えています。
夏は安価な棒アイスや氷菓ばかり食べていましたが、冬に暖かい部屋で食べるアイスは
来客時のおやつや食後のデザートとして出され、子供心にリッチな感覚でした。
しっかりと心に残っているのは、この商品が高級品で親の懐事情によって買えたり
買えなかったりしていましたから、ずっと「特別なもの」だと思ってました。
もちろん味も衝撃的。乳脂肪が多いのかとても濃厚な味わいで、子供に与えるには
勿体ないくらいに思えてしまうのも分からなくなかったでしょう。
バブル崩壊と共に一時商品が消え去ったレディーボーデン
このようにレディーボーデンは、1980年代までは日本における高級アイスの代表格
でした。しかしボーデン社はレディーボーデンを明治乳業のトップブランドとして
契約する条件で成立していましたがその後、明治乳業が新たなアイスブランドとして
「彩Aya」を立ち上げたことによって競合し、ボーデン社との関係が悪化してしまった
ことによって、契約を解消する事態に陥りました。
そして、1990年頃にボーデン社が単独販売を行うものの、売り上げが落ち込み、
撤退したことによって、一時店頭から商品がなくなりました。
レディーボーデンが売られなくなってしまったのは、私も当時よく知っており、
家族皆で残念がっていたのを今でも覚えています。
ハーゲンダッツの日本進出
今や、高級アイスの代表格であるハーゲンダッツ。ある地域によっては、学校給食
にも登場しているのを知っていますか?実に現代っ子は羨ましいものです。
そのハーゲンダッツが日本に進出したのは1984年頃です。今でこそホームサイズも
売られていますが、その当時はハーゲンダッツ・ジャパンがミニカップを受け入れて
その認知度とシェアを大きく伸ばしていきました。
しかし、昔からのレディーボーデンファンの間では、ハーゲンダッツよりも美味しい
のはやっぱりレディーボーデンでしょ!と言う方も多いようで、かく言う私もその
一人でした。あなたはレディーボーデン派?それともハーゲンダッツ派?!
復活を遂げたレディーボーデン。が、しかし?
1994年にボーデン社とロッテ(子会社のロッテアイス)とのライセンス生産契約
によって、再起復活を遂げました。
1995年にはロッテのグループ会社であるロッテリアがアイスクリームパーラー
「レディーボーデンアイスクリームショップ」をオープンし、ショッピングセンター
のフードコートなどで店舗を運営していましたが、現在では「ロッテリアアイス
クリームショップ」として運営しており、レディーボーデンのクリスマス用の
アイスクリームケーキも販売していた経歴があります。
2009年にはマルチパックも発売し、過去最高の販売額を記録しています。
しかし、レディーボーデンアイスクリームショップからロッテリアアイスクリーム
ショップに名称が変わったことによって、あの濃厚な味わいやクオリティーさは
消えてしまい、少し残念な印象に思います。
ホームサイズも各種店頭に。若手俳優を起用
そして現在のレディーボーデンは、各種スーパーの店頭に見られるようになり、
今をときめく若手俳優がCM起用され、再び注目されています。
しかし、昔からのお馴染みさんにとっては、レディーボーデンのホームサイズが
とても小さいパックとなり、ファミリーで取り分けるのも、昔のあの圧倒的な
大きさとは程遠く、ちょっぴり寂しい感じ。そして味に関しては専門家ではない
ので大きなことは言えませんが、ロッテ社がより従来のプレミアム感を損なわず、
頑張って残していってもらいたいと、深く感じました。
アイスの豆知識
アイスが好きな人は世の中にいっぱいいますが、美味しくいただきながらも
アイスの成分が詳しく表示されていても詳しくみることってなかなか
ありませんよね。それでも実は気になっている方も多いはず。
そこで、アイス全般について簡単に説明したいと思います。
①アイスの種類
アイスと呼ばれるものにはざっくりと大きく4つに分類されます。その名称は、
【アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓】です。
その中でも、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスは【乳製品】で、
氷菓については、【乳製品ではなく、アイスクリームに該当しない】もので、
分けられます。
②カロリーは高いの?
アイスの摂取カロリーは、乳固形分・乳脂肪分の多いか少ないかでカロリー
の差が変わります。
先程分類した中の「氷菓」についてはこの乳製品を含んでいない水分(氷)
と果汁や甘味シロップのみで作られているので、アイスクリームと呼ばれて
いるものよりもカロリーが圧倒的に低いので、ダイエット中の方にはかき氷
のような氷菓がおすすめですが、最近ではかき氷ブームなのか、イラストに
あるようなトッピングが盛りだくさんなかき氷はカロリーもそれなりに高く
なるので、注意しましょう。
アイスクリームとは、乳またはこれらを原料として製造した食品を加工し、
凍結したもので、乳固形分が3.0%以上を含むものとしています。
アイスクリームは乳固形分15.0%以上で、そのうち乳脂肪成分は8.0%以上。
ミルクアイスは乳固成分10.0%以上で、そのうち乳脂肪成分は3.0%以上。
ラクトアイスは乳固成分3.0%以上。
となります。
これらを見て分かる通り、アイスクリームはミルク本来の豊かな味がして、
アイスミルクはアイスクリームと比べて低いですが、牛乳と同じくらいの
乳成分を含んでいます。植物油脂を使わることもあります。
ラクトアイスは乳固形分はさらに少なく、植物油脂を使われます。
また、ラクトアイスの「ラクト」とは、「ラクトース(乳糖)」のことで、
溶けたラクトアイスの液体はとても甘く感じますが、凍らすことによって
甘さが一定になります。
アイスクリームとラクトアイスの違いはコクです。100円アイスにラクト
アイスは多く、ハーゲンダッツはアイスクリームと考えると良いでしょう。
栄養面でみると、乳脂肪分の多いアイスクリームはカルシウムが摂れて、
脂質やたんぱく質、ビタミンA、B1、B2もバランスよく摂れて、良いと
されています。違いを知ってアイスをより楽しみましょう!
アイス全般のまとめ
①冬に食べるアイスも格別!その食べ方や歴史を知ろう
②知らなかったマメ知識を知り、よりアイスを美味しく食べよう

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