最近では、小学校でも学力向上を目的として沢山の宿題を出す学校が増えているそうです。
しかし、しっかりと自分の力でやり遂げて自分の力に出来る子もいれば、頑張りが足りずに宿題による学力を自分のものに出来ない子もいます。
量が多ければ尚更ですよね。
それは人間人それぞれですので、しょうがないことですが、その場合、子供だけではなくその子の両親にも負担がかかるようになりますよね。
実際に私には歳の離れた妹がいて、小学校からの宿題を自力で出来なかった為、特に母親が苦戦していました。
しかし実は、沢山の宿題を出すことが直接的な学力向上には繋がらないという事が分かったそうです。
又、意味を理解して宿題をこなしている子は本当に少ないと思います。
そこで今回は、本当に沢山の宿題は学力向上に逆効果なのかということと、宿題の意味や効率的なやり方をご紹介します。
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目次
学力向上に沢山の宿題は逆効果!?
子供の学力向上の為にと、沢山の宿題を出す学校の先生がいますよね。
しかし、それは子供達にとって直接的な学力向上には繋がらないという考えがあります。
子供からすれば「とりあえず出されたからやる」「やらないと怒られるから」なんていう考えから宿題に手をつけている子がほとんどだと思います。
そう考えると、確かに沢山宿題をこなしても学力向上とは逆効果になると思いませんか?
しかし、学力向上に沢山の宿題が逆効果になるのかは勝手な断定は出来ませんので、沢山の宿題に対してのデメリットを5つ程ご紹介します。
● 子供の自由時間が無くなる
子供に大切なのは勉強だけではないです。
特に小学生には遊びが大切です。
それが沢山宿題を出され過ぎた場合は、宿題をすることで遊びにあてる時間がなくなってしまいます。
又、遊びだけではなくその他の時間も自己管理が出来なくなってしまうので、あまりよくないですよね。
● 親の負担
沢山の宿題の負担は子供だけではなく、親にとっても負担になってくるそうです。
少しの量であれば、なんとか自力で宿題を終わらせることも出来るかもしれませんが、沢山出てしまうと親が一言言わないと、子供一人で集中力的にやりきることは難しいですし、見直しの点で考えても親の負担も増えてきます。
● 先生の負担
沢山の宿題は、子供や親の負担以外にも先生自身に負担がかかってきます。
学校の方針的に宿題を出さなくてはいけないけど、その宿題を確認するのは先生ですよね。
多ければ多い程、先生が宿題を確認する手間が増えてしまうそうです。
又、確認だけならいいかもしれませんが、一人ひとりに丁寧なコメントをすることを考えるとかなり負担が大きくなりますよね。
● 内容が頭に入らない
少しの量なら内容も頭に入るかもしれませんが、多すぎる量だと宿題を終わらせることに精一杯になってしまって、宿題の内容が頭に入りにくいそうです。
● 勉強が嫌いになる
しょっちゅう沢山の宿題が出てしまう場合、勉強に追い込まれてしまったらそもそもの勉強が嫌いになってしまいますよね。
大人の私ですら先の見えない程沢山の宿題があることを考えたら頭がおかしくなりそうになります。
宿題の意味とは
学校の先生も何の意味もなく宿題を出す訳ではないですよね。
では、量に関係なく宿題にはどのような意味があるのかを4つ程ご紹介します。
● 時間内に終わらなかった
これはその授業時間内に終わらなかったことを家で終わらせてくるようにということです。
量は人それぞれで、勿論授業中に終わればその分の宿題はないです。
その為、家庭学習というよりは、授業中の効率を上げる効果が高いのだそうです。
● 復習
学校の授業でやった内容を家で再度勉強することによって、復習して内容を頭に入れる意味が含まれているそうです。
● 予習
上記の復習だけではなく、次回の授業がスムーズに進むように予習を宿題にする場合があるそうです。
予習することによって、授業で同じ内容をやった時に頭に入りやすいのだそうです。
● 家庭学習
例えばノート3ページをなんの勉強でも良いからしてくるようにという宿題を出される場合があるそうです。
何をするのかを伝えず、自分の苦手分野を自力で勉強できるようになるそうです。
まさに家庭医学習ですね。
因みに私の小学校高学年と中学校では普通の宿題の他に、これと同じような宿題が出されていました。
宿題の効率的なやり方とは
中学生や高校生にもなれば、宿題の意味を考えて効率的なやり方が出来るはずですが、小学生でそれは出来ないですよね。
「先生に怒られるから」「出されたから」といったとりあえず宿題をやるというような子がほとんどのはずです。
むしろ、意味を理解して宿題をこなす小学生は逆怖いですよね。
そこで最後に、主に小学生の効率的な宿題のやり方をご紹介します。
● 時間を決める
宿題が多かったり、やる気がないと特にだらだらとした時間を過ごしてしまいがちですよね。
そうならない為にも、集中力を考えて自分に合った時間を決めて宿題をやるようにしましょう。
例えば小学校1年生なら30分で学年が上がるごとに30分ずつ時間を増やしていく方法がおススメです。
● 親も一緒にやる
子供だけでは集中力にも理解力にも限界があります。
そこで大切なのは分からずにつまづきそうなところでの親の助けです。
なかなか小学生にして自力で乗り越えることは難しいでしょう。
親御さんはお子さんと二人三脚で一緒に乗り越えていきましょう。
● 分からない箇所に印をつける
分からない箇所を親に聞いて乗り越えることも大切ですが、分からない箇所に印をつけて学校で先生に聞くことも大切です。
分からない箇所に印をつけることで、分かった時に内容を理解しやすいそうです。
是非試してみて下さい。

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