この間、私は所用でブラジルの方と話をする機会がありました。
その方は日本語が堪能でして、色んな事を会話でやり取り出来ました。
そんな会話の中で・・・
「北半球と南半球って季節が逆だもんねー。」
なんて話題が上がったのですが・・・
・・・アレ?
・・・そーいえば、なんで季節が逆になるんだっけ?
昔、学校の授業で習っていたはずで、朧げながら覚えているよーな・・・どーだろ?
いざ「説明してみて。」と言われたら、ちょっと自信がありません。(笑)
というわけで、今回は事実は知ってはいるけれど、その理由については知ってる人は少ない(と思われる)「北半球と南半球、何故季節が逆になるのか?」について書いていきたいと思います。
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目次
1.まず我々が住むこの地球についておさらいしましょう。
なんて書いちゃうとちょっとスケールが大きく感じますね。(笑)
まず、タイトルの事を説明する前に、我々が住むこの地球の事を改めて調べてみましたので、書き記しますね。
地球は、太陽系に属する惑星のひとつで、太陽から数えて3番目の惑星です。
惑星表面に多量の水と陸地を持ち、その比率は7:3、地球表面を取り巻く約500kmの厚さを持つ大気の主成分は窒素と酸素で、現在のところ太陽系で生命体の存在している唯一の惑星です。
大きさは極半径(北極から南極の半径)が約6357キロメートル、赤道半径が約6378キロメートルで、実はちょっとだけ楕円体なのです。
地殻・マントル・核(コア)から成り、誕生からおよそ46億年を経ていると推定されています。
あと、衛星(月)を一個持ってます。
自転周期は約24時間で、公転周期は約1年(約365日)。
太陽を中心に楕円軌道を描いて公転しており、そのルートは殆ど変わらないととのことです。
そして、自転軸(地軸とも言いますが、ここでは自転軸と表記します。)が約23.4°傾いたままで太陽の周りを公転しています。
今回の件に関わっているのはこの公転周期と自転軸なのです。
2.なぜ地球には「季節変化」があるのか?そして、なぜ北半球と南半球の季節が逆になるのか?
今回のこのテーマ、文章だけで伝えるのは結構大変ですが、頑張って説明したいと思います。(笑)
この件について説明するには「季節変化」について触れる必要があります。
まず、最初に説明しておきたいのが「地球の公転周期は太陽を中心に楕円軌道を描いている」と先程書きましたが、極端な楕円軌道を描いているワケではなく、ほぼ円形に近くて「太陽に近づくと夏になり、遠ざかると冬なる。」というワケではないのだそうです。
この誤解をしている方が結構多いみたいです。
(ちなみに公転周期が太陽から最も遠い時に、北半球は夏なんだそうです。)
では、なぜ地球には「季節変化」なるものが存在するのでしょうか?
それは地球の自転軸が傾いていることが原因なのです。
地球の自転軸の向きは、地球の公転周期の軌道に対して垂直ではなくて、約23.4°に傾いていることは先ほども触れましたが、この傾いた状態で地球が太陽の周りを公転すると、北極(北半球)が太陽の方に傾いたり、南極(南半球)が太陽の方に傾いたりする時期が発生することになり、地球に太陽光が当たる範囲とその時間に差が生じることで、これが地球に季節変化が発生する原因となっています。
つまり、公転周期によっては、北半球に太陽光が当たりやすくなる時期と、南半球に太陽光が当たりやすくなる時期が存在することになります。
上記の事を踏まえると・・・
- 自転軸が北極側(北半球側)が太陽に傾く時期は、北半球に太陽光が当たりやすくなり、北半球が夏で南半球が冬。
- 自転軸が南極側(南半球側)が太陽に傾く時期は、南半球に太陽光が当たりやすくなり、南半球が夏で北半球が冬。
- 自転軸が太陽に垂直(太陽が赤道上付近)な時期は、地球の赤道付近に太陽光が当たりやすくなるため、春と秋
ということになります。
さらに、地球の公転に伴い、北半球では「春⇒夏⇒秋⇒冬」という風に季節を繰り返すことになり、南半球では北半球と逆方向に自転軸が同じ角度で傾いているために、北半球と逆「秋⇒冬⇒春⇒夏⇒」の季節の順番になるワケです。
3.では、地球の自転軸が現在の傾きと違ったらどうなる?
・もし、地球の自転軸が公転軌道に対し垂直(0°)だったら?
季節変化は発生せず、北極と南極に近い地域は常に太陽が地平線上を移動している状態になるそうで、白夜のような感じになるみたいですね。
気温の寒暖は少なく、中緯度地域の気温は常に10℃(夜)~20℃(昼)程度に保たれるのだそうです。
気温の寒暖が少ないのは過ごしやすそうに感じますが、季節を感じる事が出来ないというのは、寂しい感じがしますね。
なんか風情がないとうか・・・暦なんかもどうするんでしょうね?
ちなみに水星と金星の自転軸がこの状態になっているのだそうです。
・それでは、地球の自転軸が横倒し(90°)だったら?
この場合は四季は存在しますが、1年の気温の寒暖差がはげしくなり、夏はずっと太陽が空にあり常に昼間の状態で、冬は常に夜の状態になるのだそうです。
そして赤道直下が極地並に寒くなるのだそうです。
こんな極端な四季と気温の差はちょっと厳しいですね。
夜が来なくて一日中太陽が空にいる夏なんて、どんだけ気温が上がるのでしょうね?
そして、朝が来ない夜が続く冬なんて、どれくらい気温が下がるのでしょう?
これって生物が住める環境なのでしょうか?考えるとちょっとゾッとしますね。
やはり・・・今のままがいいかも?
4.まとめ
色々と書きましたが、ザックリ言えば「地球の自転軸が傾いているので、その傾きのままに太陽の周りを公転することによって、太陽光が当たる範囲や時間が変化してくるので、季節変化が生じる。」って感じなのでしょうね。
そして、この約23.4°という、ある意味で大変絶妙である自転軸角度の傾きがあってからこそ、地球には季節変化が生じ、特に私達が住んでいるこの日本については、四季の特徴がそれぞれ際立ち、季節によっていろんな旬の素材を味わうことが出来て、様々な意味で情緒あふれる国になっているのだなと今回調べて感心しました。
そして、いろんな要素がかみ合って、生命体が存在するという点も含め、この地球という惑星は・・・
奇跡の惑星(なんか某曲のタイトルに似てますが・・・)なんですね。
(^-^)
しかし、今回の記事を書いて、文章だけで科学的なテーマを伝える事が、いかに難しいかわかった気がします。
図解を作ることも勉強しないといけませんね。
そーいえば、この間交流する機会があったブラジルの人が・・・
「僕が住んでいるところは、冬のような寒い時期は、二週間しかないよ。」
って言ってたけど・・・
冬がたった二週間って一体?
これってホントかな?
このサイトでブラジルの事を詳しく書いている人がいるけど・・・そのライターさん、なんか知らんかな?(笑)
ではでは。(‘ω’)ノ

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