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クリスマスの思い出!笑えて思わずほっこりする短編集

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クリスマスの思い出!笑えて思わずほっこりする短編集

今年も残りあと僅か。年の瀬が押し迫り、忘年会シーズンとなりました。

街を行き交う人々の足も、何だか忙しく感じます。

そんな年の瀬の慌ただしさの中でも、ふと足を止めたくなるくらいの、

煌びやかな街のイルミネーション。

クリスマスも忘れてはならない、年末を楽しく過ごすイベントの一つですね☆

皆さんは、どんなクリスマスの思い出がありますか?

忘れられない大切なクリスマスの思い出、きっと誰にでもあるかと思います。

クリスマスを目前にして、私の子供時代の心温まる思い出をショート・

ストーリーでご紹介します。

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①クリスマスは心弾むもの♪と思っていたら??

・昔のクリスマスケーキはいつも子供たちが…

物心がついた頃のクリスマスは、今と変わらず母が用意してくれたチキンに

クリスマスケーキ、そしてご馳走の数々。私が幼少期の頃のクリスマスケーキは、

今でいう生クリームデコレーションは高級品扱いで、その隣に売られている殆どが

バタークリームデコレーションでした。ペコちゃんのキャラクターでお馴染みの

不二家も、その当時はバタークリームが主流でした。当時の子供は、あの油っぽく

ねっとりした舌ざわりで胸やけしそうなバタークリームが苦手な子も多く、いつも

半分くらい食べては気分が悪くなってしまったという、残念なクリスマスに。

実際、私もそうでした。

しかし、今のバタークリームは、かつての質が悪いショートニングやマーガリンの

使用ではなく、乳脂肪の多い純正バターを使用しているので、口どけ滑らかで、

驚きの美味しさです。ただ、最近ではバターの高騰が激しく、店頭にも並ばない日が

あったりで、バタークリームケーキがいつしか高級品になって姿が見えなくなった…

という皮肉な現実です。

・クリスマスの夢を一気に現実に戻したある人とは…?

そして、子供にとってクリスマス最大の楽しみと言えば、サンタクロースからのプレゼント。

私も待ち遠しくてたまりませんでした。

学校が終業式を迎える短縮授業の頃、当時夕方頃になるとクリスマスにちなんだ映画や番組が

やっていて、それらを見るのが何よりの楽しみでした。特に印象的だった代表作は、

「ルドルフ赤鼻のトナカイ」「サンタが街にやってくる」で、これらの作品は1970年代

アメリカで制作した人形アニメーションです。人形師の細やかな職人技とも呼べる最高の

クオリティーで、サンタさんは何故煙突から入るの?等、誰も知らなかったクリスマスの物語

が楽しめます。

不朽の名作でDVD化されていますので、クリスマスにお子さんと見るのもおすすめです!

そんなアメリカのロマンティックなクリスマスアニメを見て、クリスマスの憧れをより一層

募らせていましたが、2歳上の兄は私とは逆の気持ちで、サンタの存在を一切信じておらず、

いつも疑念を抱いていたので、プレゼントがもらえるクリスマス当日は、何とかしてしっぽを

捕んでやろうと、意気揚々としていました。

そして、その年のクリスマスについに、しっぽを捕まえたのです。

クリスマスプレゼントは、サンタさんの袋から現れず、押し入れから見つかりました。

兄が無造作にラッピングを破っておもちゃの箱を確認したら、サンタさんにリクエスト

していたプレゼントが…。兄によって私の淡い憧れが一気に現実に戻され、暫くへこみ

ましたが、元々楽観的で夢見がちだった私は「テレビでよく見るサンタさんは北欧の

サンタさんだから、日本にはサンタさんはいないけど、北欧にはちゃんといるんだ!」

と前向きに考えました。

必死に隠していた両親の事を考えますと、後にビリビリに破ったプレゼントの残骸を見て

溜息をついたのは言うまでもないでしょう。

②小学生の好奇心?!持ち寄りクリスマス

私が小学6年生だった頃の、クリスマスイヴのお話です。

仲の良いお友達3人組。いつも放課後は3人で遊んでいました。

普通の遊びじゃ面白くない!と、風変わりな遊びを考えてはいつもドキドキ・

わくわくしていました。

3人がお小遣いを溜めて買いに行ったのは、その当時流行っていた、

トランシーバーでした。携帯もポケベルもなかった時代。好奇心から始まった

遊びです。トランシーバーを手に入れる前は糸電話でしたから、糸を直線に

ピンと張った場所でしか遊べなく、子供心にトランシーバーでの広範囲の通信が

可能となった「探偵ごっこ」は、それは楽しかったです。

そんな3人組の好奇心はさらに続いて、もう一つどうしてもやってみたかった

ことは、「3人でクリスマスパーティーを開く」ことでした。

クリスマスの計画を立てる手段は「交換日記」。勉強もこのくらい熱心に

取り組めば良かった…と思うくらい、パーティー当日の場所、時間、料理など

綿密に計画を立てました。

そしてクリスマスイブ当日、場所は私の部屋で。ミニツリーなどの装飾をして、

お気に入りのおめかし服に着替えてお出迎え。お友達も普段見る服装よりも少し

フォーマルにおめかし。手作りのサンドイッチを作ってきてくれました。

私は、母に手伝ってもらって唐揚げを用意しました。乾杯はジュースで。

クラッカーも用意して、トランプやボードゲームとそれは盛大に遊びました。

18時から21時までの3時間。3人だけの貸し切りホームパーティー。

BGMはレコード。プツプツとレコードならではの、あの音が何とも温かみがあって、

音楽に浸りながら、ちょっぴり大人になった気分でした。

プレゼント交換も楽しみの一つ。音楽が止まるまで、3人輪になって手を後ろにし、

プレゼントを手渡ししながら、音楽が止まった瞬間に終了。手にあるプレゼントが、

自分のだった!と大笑いしたのも、楽しいエピソードです。

3人でのクリスマスパーティーは、後にも先にもこの年だけでしたが、大人になっても

再会し、小旅行に行ったりと、好奇心旺盛なのは今でも変わりません。

大人になっても、あのクリスマスは3人だけの大切な思い出です。

③バブル時期のちょっぴりリッチなクリスマス

・我が家に訪れたバブルの恩恵

私が中学生の頃のクリスマス・ストーリー。

この頃はいわゆるバブル全盛期。世の中が豊かで活気溢れた年でした。

私の両親は共働きでごく普通の家庭ですが、バブルの恩恵を受けて、この数年は

景気がよく、父の会社からステーキハウスの食事券を頂いたので、家族で食事に

出かけました。鉄板でいただくステーキはとても美味しくて、今でも忘れられない

思い出です。食事が終わり、レジの横にあった冷凍コーナーには「レディーボーデン」

のアイスクリーム。母が会計間際に、土産としてこちらも買ってくれました。

帰宅後、暖まった室内でいただいたレディーボーデン。パッケージも上品ですが、

味もとても上品。美味しいアイスは色々とありますが、今も我が家では子供の頃から

親しまれたレディーボーデン。いただく度にあの頃を思い出します。

・夢に見たホワイトクリスマス

中学2年生の頃のクリスマス。この日は朝から底冷えがする寒さ。午後には雪が

チラつき、降る量もどんどん増していき、夜にはすっかり庭一面が銀世界に。

記憶にある夢にまで見た「ホワイトクリスマス」。真っ白でまだ誰も足を踏み入れて

いない雪に、心躍る気持ちでした。雪国の方は慣れっこで雪はもう勘弁、と言われて

しまいそうですが、私の住む地域は降ってもそんなには積もらないので、物珍しさで

子供の頃は嬉しかったですね。

夕方、母が仕事がてら買い物も済ませて帰宅しました。すると、いつものチキンの他に

ケーキの箱がなぜか2つ。母に興味本位で尋ねると、なんと職場で頂いたとの事。

我が家のクリスマスケーキは定番の生クリームデコレーション。それにプラス職場で頂いた

チョコレートクリームのデコレーションケーキ。いっぱい食べれて幸せだなぁと、

すっかり上機嫌の私。

しかしこれだけに終わらず、父か帰宅してきた時には、なんとまたケーキの箱を手に

ぶらさげており、恐る恐る箱の中身を聞いたら、父も職場で頂いたというアイスクリーム

ケーキでした。まさに「ケーキがいっぱいで景気がいいね♪」という語呂合わせも浮かび、

もう笑うしかありませんでした。ケーキの種類に限っては、被らなかったのが奇跡でしたね。

その年のクリスマスは、思春期真っ只中で食べ盛りだった私は、ご馳走を食べた後に、

6号のホールケーキの半分は1人で平らげてしまい、これも後にも先にもない、バブルの

恩恵に預かり、感謝・感謝の年でした。

2017年も残りあと僅かですが、皆さんにも素敵なクリスマスを!

クリスマスのまとめ

①暴飲暴食に気を付けて楽しいクリスマスを!

②好奇心旺盛でわくわくするような計画を。

③クリスマスの余韻に浸れるDVD鑑賞がおすすめ。

④思い思いに、最高のクリスマスを過ごしましょう!

わこ

神奈川県在住 40代主婦。
思春期の息子がいます。
自分の時間が増え、充実した日々を
過ごしております。

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