この記事は、匿名の現役キャリアコンサルタントからの寄稿です。
ニュース等では「求人倍率が上がった!」「就職率が上がった!」などと、
明るい話題の多い近年の就職環境ですが、とはいえ日本の慣例上、避けては通れない【面接】。
初対面の人と堅苦しい話をする時間、イヤですよね。。
私自身、人生において3回就職活動を行っております(大学新卒時、転職2回)。
やり過ぎですかね。。また、仕事柄、多くの学生さんや企業人事の方とお話をいたします。
そこで、学生さんにもよく聞かれる「就職活動における面接マナー」をご紹介します。
これから面接を受けようという方はぜひチェックを!
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面接に向かう前。自宅・会場前に要チェック
筆者の知っている事例で、面接中こんな質問をされた方がいます。
面『あなたは、なぜ靴紐がほどけたままなのですか?』
はて?と思い足下を見たらば、紐の解けた靴が。。。
≪たまたま外れてしまっていたようで、いつもはしっかりとチェックしています!≫
面『いつもはチェックするのに、面接の今日はしなかったのですね、わかりました』
。。。ちーん(OvO)
見事にお祈りをくらったとのことです。悲しいですね、こんなことで。。
面接に向かう「前」の身だしなみチェック、必ず行ってください!!!
つまらないことで減点されないよう、家を出る前、目的地に入る前に身だしなみをチェックしましょう。
いざ戦場へ。面接会場の入り口が最重要
まず、面接の簡単な流れを示します。
入室 → 挨拶・着席 → 質問に答える → 退出
以上です。このように書くと簡単そうですよね?
この一連の流れにも、マナーとして重要な点がいくつかあります。特に、
入室 → 挨拶・着席
ここっ! すごーーーーっく重要です!!
なぜか?
例えば、想像してみてください。
彼氏・彼女との初めてのデート。
この日のために入念に準備をしたあなた。
待ちに待った当日。
待ち合わせ場所についたあなたが。。。
いかにも気だるそうで見た目に気合の入っていないパートナーを見たら、
あなたはその後のデート、どうしますか?
正直、後の時間、モチベーションを保つことができるでしょうか?
面接官も同じ気持ちです。
面接初期の対応によって、面接官のモチベーションが決まるからです。
やる気の出なかった面接官は、早く面接を終えたい気持ちでいっぱいですよ。。
では、面接官のやる気を引き出す面接の導入とはどんなものでしょうか?
【入室時】
面接官との最初のコンタクトの多くは「ドアノック」でしょう。
さて、よく学生さんから聞かれるのはノックの「回数」についてです。
何回叩くのが正解でしょうか?
一般的に、ノックは「3回」といわれております。
重要なのは、はっきりと聞こえるノックを叩くこと!
恐る恐る叩く弱々しいノックは、相手に不信感を与えます。
元気よく叩き、威勢のよさを示しましょう!
ノックが面接官に届くと、きっと声がかかるでしょう。
面『どうぞ』
と。
本当の勝負はここからです!
≪失礼します!≫
と声を発し、ドアを開け面接官に会釈をしましょう。
ポイントは、「大きくはっきりとした声」で発することが重要です。
部屋に入ったら、丁寧に扉を閉め、用意されている席まで歩を進めましょう。
【挨拶・着席】
まっしぐらに席まで進み、空いているものだからといきなり腰掛けるのは、絶対にやってはいけないNGです!腰掛けるまえにやるべきことがありますよね?
挨拶です!元気よく名乗りましょう!!
具体的には以下のようなフレーズが一般的です。
≪○○大学のXXと申します。よろしくお願いいたします。≫
この時に重要なのは、面接官に喋らせる前に挨拶をすることです。
時々、面接官が口を開くのを待つ学生さんがいますが、不思議な時間が流れますのでやめましょう。。筆者もよく経験しましたが、あの時間は面接官も困るのです(焦)。
挨拶を終えた後、通常、面接官はこう仰るでしょう。
面『どうぞお掛けください』
このセリフが聞ければ、導入はほぼ終了です。
≪失礼します≫
と断りを入れ、席に浅く腰掛けましょう。
以上までできれば、あとは「面接」という少々かしこまった対話を楽しんでください。
まとめ
- 身だしなみを整える
- 入室時のノックははっきりと
- 面接官が話し出す前に挨拶をはっきりと
以上が、面接のマナーについて、ごく簡単にまとめたものになります。
できる方にとって、この1~3はできて当然、むしろそこからが勝負なのです。
参考までに、入室から退室までの、一連をまとめた動画を紹介します。ぜひ動画でもチェックしてみてください。
まとめとして特にお伝えしたいのは、面接において重要なことは
【第一印象】を良く見せること!
これに尽きると思います。
そのために、身なりを整え、はきはきとした様子を見せることが大変重要です。
これらを身につけることができれば、自信に満ちた自分を演出することができるでしょう!
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